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6070 キャリアリンク

東証P
2,450円
前日比
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.7 2.15 4.90 3.19
時価総額 309億円
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キャリアリンク Research Memo(3):2017年2月期は売上高、経常利益で4期ぶりに過去最高を更新


■業績動向

1. 2017年2月期の業績概要
キャリアリンク<6070>の2017年2月期の業績は、売上高で前期比11.2%増の18,459百万円、営業利益で同4.3%増の1,000百万円、経常利益で同5.2%増の993百万円、当期純利益で同8.6%増の642百万円と3期連続の増収増益となり、売上高、経常利益、当期純利益に関しては4期ぶりに過去最高を更新した。主力のBPO関連事業に地方公共団体向けマイナンバー・臨時給付金関連業務が伸びたほか、製造技術系事業が好調に推移したこと等が主因だ。

ただし、期初会社計画に対しては、売上高で7.6%、営業利益で10.7%下回る格好となった。これはBPO関連事業の中で民間企業向け大型プロジェクトの1つで業務量縮小が想定よりも早く進んだこと、並びに新規スポット案件で想定を超える作業工数を要し、利益面でマイナスとなったこと等の影響である。

売上原価率は前期の79.7%から80.4%と0.7ポイント上昇した。比較的採算の良かった民間企業向け大型プロジェクトの業務量縮小が影響している。販管費については人件費や採用費・研修費等の増加により前期比で9.1%増となったが、販管費率では同0.3ポイント低下の14.2%となった。この結果、営業利益率は前期比で0.4ポイント低下の5.4%となった。

四半期ベースの業績トレンドとしては、2017年2月期第1四半期をピークに売上高、売上総利益ともに前四半期比で減少傾向が続いている。民間企業向け大型プロジェクトの1つが2016年夏以降、段階的に業務量を縮小してきたことが影響していると見られる。売上総利益率で見れば、2017年2月期第1四半期の20.5%から、第4四半期は18.8%まで低下した。同プロジェクトに関しては動員数がピーク時で1,500人/日であったが、現状は半分程度の水準となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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