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今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第4弾〕33社選出 ＜成長株特集＞
本特集では、22年3月期に経常利益ベースで過去最高益を達成し、23年3月期も成長継続を見込んでいる銘柄を取り上げた「今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト」のシリーズ第4弾をお届けします。
下表では、第1弾を配信した5月22日時点で時価総額が150億円以上300億円未満の3月期決算企業を対象に、23年3月期に経常利益が連続で最高益を見込み、かつ同利益が前期と比べて5％以上伸びる見通しを示している33社を選び出し、「増益率が大きい」→「最高益の連続期数が多い」順に記した。
増益率トップとなったのは、ラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングス <3561> [東証Ｐ]。23年3月期はコロナ禍からの経済回復が緩やかに進むなか、海外店舗運営事業を中心に売上高が拡大し、経常利益は前期比25.1％増の13.5億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。訪日外国人観光客の受け入れ再開も追い風に、株価は年初来高値を更新している。
3位に入ったダブルスタンダード <3925> [東証Ｐ]の今期経常利益は前期比21.4％増の21.2億円と10期連続の最高益更新を計画する。データクレンジングを主体とした既存サービスが堅調に推移するほか、ビッグデータ処理新サービスなどの成長を見込む。また、前期に発生した一時的な低採算案件がなくなることに加え、事業構造の見直しを進めることも利益拡大につながる。
4位にリスト入りした早稲田アカデミー <4718> [東証Ｐ]の前期業績は、経常利益が前の期比70.9％増の18.4億円に拡大し、15期ぶり最高益更新と大復活を遂げた。小学部と中学部の塾生数が大きく増加したが、特に小学校低学年の伸びが顕著だった。公立中学校のコロナ対応への不安から私立・国立中学受験に向けたニーズが高まったことがその背景だ。今期も小学部を中心に塾生数が増加するなか、2期連続の最高益更新を目指す。業績好調に伴い、中期経営計画を見直し、24年3月期の経常利益目標を従来の17.1億円→25.5億円へ大幅上方修正している。
9位のサイバートラスト <4498> [東証Ｇ]はIoTサービスで半導体不足の影響で伸び悩んでいた受託開発が回復するほか、国際安全基準の整備進行を背景にセキュリティコンサルティングやリカーリングサービスも伸びる。また、認証・セキュリティサービスとLinux／OSSサービスの好調継続も寄与し、売上高、経常利益ともに過去最高を更新する計画だ。ロシア軍のウクライナ侵攻でサイバーセキュリティへの関心が改めて高まるなか、関連銘柄としても注目されている。株価は5月23日に昨年9月以来の高値となる5120円まで上値を伸ばす場面があった。
選出リストは情報通信業を中心に内需関連が大半を占めた。数少ない製造業では12位のアバールデータ <6918> [東証Ｓ]と26位の東光高岳 <6617> [東証Ｐ]の株価が頑強な動きとなっている。アバールの前期業績は受託製品の半導体製造装置用制御機器が大きく伸びたほか、自社製品では画像処理モジュールが好調だった。今期は旺盛な半導体需要が続くなか、2期連続の最高益更新を狙う。
一方の東光高岳も半導体需要の拡大を追い風に、半導体パッケージ基板の三次元検査装置が好調に推移している。今期は三次元検査装置や電気自動車用急速充電器の販売が増加し、2期連続の最高益更新を見込む。配当は設立10周年記念配当を実施する形で、前期比5円増の55円を予定する。株価は年初来高値圏を快走しているが、予想PERは9.8倍と割高感はなく一段の上値が期待できそうだ。
●「連続最高益」シリーズ ─────
・今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第1弾〕34社選出
・今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第2弾〕33社選出
・今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第3弾〕35社選出
も併せてご覧ください。
┌─── 経常利益 ───┐ 最高益 予想
コード 銘柄名 増益率 23年3月期 22年3月期 連続期数 PER
<3561> 力の源ＨＤ 25.1 1355 1083 2 19.6
<3772> ウェルス 22.2 6500 5317 2 5.1
<3925> ダブスタ 21.4 2126 1751 10 19.2
<4718> 早稲アカ 18.2 2176 1841 2 16.5
<2372> アイロムＧ 17.1 3000 2562 2 11.1
<3946> トーモク 17.0 10500 8978 2 3.7
<7133> ヒュウガプラ 16.6 590 506 6 47.6
<2585> Ｌドリンク 16.5 2450 2103 4 11.3
<4498> サイバトラス 14.7 1000 872 8 26.8
<6237> イワキポンプ 14.0 3411 2992 2 8.4
<4662> フォーカス 13.8 1820 1600 5 11.3
<6918> アバール 13.0 2280 2017 3 11.5
<9268> オプティマス 13.0 3470 3072 2 5.1
<7187> ジェイリース 11.5 2170 1946 3 10.6
<2374> セントケア 11.5 3140 2817 3 10.7
<7130> ヤマエＧＨＤ 11.5 8800 7894 2 4.6
<4125> 三和油化工業 10.5 1800 1629 4 13.7
<3771> システムリサ 9.6 2316 2113 2 13.8
<9467> アルファＰ 9.0 2400 2201 5 15.5
<9600> アイネット 9.0 2770 2542 2 10.8
<3798> ＵＬＳグルプ 8.9 1750 1607 11 18.2
<3484> テンポイノベ 8.9 1074 986 10 21.3
<3834> 朝日ネット 8.8 2000 1839 3 13.0
<7570> 橋本総業ＨＤ 8.1 3700 3424 7 7.9
<4318> クイック 8.1 3700 3423 2 10.8
<6617> 東光高岳 7.9 4500 4172 2 9.8
<9658> ビジ太田昭 7.4 3000 2792 2 10.0 *
<2749> ＪＰＨＤ 6.6 3580 3358 5 8.5
<4828> ビーエンジ 6.4 2600 2443 7 13.8
<9274> 国際紙パルプ 6.3 9400 8844 2 4.0
<4462> 石原ケミ 6.2 2670 2514 2 9.6
<9769> 学究社 5.2 2529 2405 4 11.2
<8877> エスリード 5.0 9000 8575 2 4.8
※経常利益の単位は百万円。
※連続期数は同一会計基準における期数。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
株探ニュース
下表では、第1弾を配信した5月22日時点で時価総額が150億円以上300億円未満の3月期決算企業を対象に、23年3月期に経常利益が連続で最高益を見込み、かつ同利益が前期と比べて5％以上伸びる見通しを示している33社を選び出し、「増益率が大きい」→「最高益の連続期数が多い」順に記した。
増益率トップとなったのは、ラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングス <3561> [東証Ｐ]。23年3月期はコロナ禍からの経済回復が緩やかに進むなか、海外店舗運営事業を中心に売上高が拡大し、経常利益は前期比25.1％増の13.5億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。訪日外国人観光客の受け入れ再開も追い風に、株価は年初来高値を更新している。
3位に入ったダブルスタンダード <3925> [東証Ｐ]の今期経常利益は前期比21.4％増の21.2億円と10期連続の最高益更新を計画する。データクレンジングを主体とした既存サービスが堅調に推移するほか、ビッグデータ処理新サービスなどの成長を見込む。また、前期に発生した一時的な低採算案件がなくなることに加え、事業構造の見直しを進めることも利益拡大につながる。
4位にリスト入りした早稲田アカデミー <4718> [東証Ｐ]の前期業績は、経常利益が前の期比70.9％増の18.4億円に拡大し、15期ぶり最高益更新と大復活を遂げた。小学部と中学部の塾生数が大きく増加したが、特に小学校低学年の伸びが顕著だった。公立中学校のコロナ対応への不安から私立・国立中学受験に向けたニーズが高まったことがその背景だ。今期も小学部を中心に塾生数が増加するなか、2期連続の最高益更新を目指す。業績好調に伴い、中期経営計画を見直し、24年3月期の経常利益目標を従来の17.1億円→25.5億円へ大幅上方修正している。
9位のサイバートラスト <4498> [東証Ｇ]はIoTサービスで半導体不足の影響で伸び悩んでいた受託開発が回復するほか、国際安全基準の整備進行を背景にセキュリティコンサルティングやリカーリングサービスも伸びる。また、認証・セキュリティサービスとLinux／OSSサービスの好調継続も寄与し、売上高、経常利益ともに過去最高を更新する計画だ。ロシア軍のウクライナ侵攻でサイバーセキュリティへの関心が改めて高まるなか、関連銘柄としても注目されている。株価は5月23日に昨年9月以来の高値となる5120円まで上値を伸ばす場面があった。
選出リストは情報通信業を中心に内需関連が大半を占めた。数少ない製造業では12位のアバールデータ <6918> [東証Ｓ]と26位の東光高岳 <6617> [東証Ｐ]の株価が頑強な動きとなっている。アバールの前期業績は受託製品の半導体製造装置用制御機器が大きく伸びたほか、自社製品では画像処理モジュールが好調だった。今期は旺盛な半導体需要が続くなか、2期連続の最高益更新を狙う。
一方の東光高岳も半導体需要の拡大を追い風に、半導体パッケージ基板の三次元検査装置が好調に推移している。今期は三次元検査装置や電気自動車用急速充電器の販売が増加し、2期連続の最高益更新を見込む。配当は設立10周年記念配当を実施する形で、前期比5円増の55円を予定する。株価は年初来高値圏を快走しているが、予想PERは9.8倍と割高感はなく一段の上値が期待できそうだ。
●「連続最高益」シリーズ ─────
・今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第1弾〕34社選出
・今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第2弾〕33社選出
・今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第3弾〕35社選出
も併せてご覧ください。
┌─── 経常利益 ───┐ 最高益 予想
コード 銘柄名 増益率 23年3月期 22年3月期 連続期数 PER
<3561> 力の源ＨＤ 25.1 1355 1083 2 19.6
<3772> ウェルス 22.2 6500 5317 2 5.1
<3925> ダブスタ 21.4 2126 1751 10 19.2
<4718> 早稲アカ 18.2 2176 1841 2 16.5
<2372> アイロムＧ 17.1 3000 2562 2 11.1
<3946> トーモク 17.0 10500 8978 2 3.7
<7133> ヒュウガプラ 16.6 590 506 6 47.6
<2585> Ｌドリンク 16.5 2450 2103 4 11.3
<4498> サイバトラス 14.7 1000 872 8 26.8
<6237> イワキポンプ 14.0 3411 2992 2 8.4
<4662> フォーカス 13.8 1820 1600 5 11.3
<6918> アバール 13.0 2280 2017 3 11.5
<9268> オプティマス 13.0 3470 3072 2 5.1
<7187> ジェイリース 11.5 2170 1946 3 10.6
<2374> セントケア 11.5 3140 2817 3 10.7
<7130> ヤマエＧＨＤ 11.5 8800 7894 2 4.6
<4125> 三和油化工業 10.5 1800 1629 4 13.7
<3771> システムリサ 9.6 2316 2113 2 13.8
<9467> アルファＰ 9.0 2400 2201 5 15.5
<9600> アイネット 9.0 2770 2542 2 10.8
<3798> ＵＬＳグルプ 8.9 1750 1607 11 18.2
<3484> テンポイノベ 8.9 1074 986 10 21.3
<3834> 朝日ネット 8.8 2000 1839 3 13.0
<7570> 橋本総業ＨＤ 8.1 3700 3424 7 7.9
<4318> クイック 8.1 3700 3423 2 10.8
<6617> 東光高岳 7.9 4500 4172 2 9.8
<9658> ビジ太田昭 7.4 3000 2792 2 10.0 *
<2749> ＪＰＨＤ 6.6 3580 3358 5 8.5
<4828> ビーエンジ 6.4 2600 2443 7 13.8
<9274> 国際紙パルプ 6.3 9400 8844 2 4.0
<4462> 石原ケミ 6.2 2670 2514 2 9.6
<9769> 学究社 5.2 2529 2405 4 11.2
<8877> エスリード 5.0 9000 8575 2 4.8
※経常利益の単位は百万円。
※連続期数は同一会計基準における期数。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
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