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4714 リソー教育

東証P
276円
前日比
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PTS
277.9円
18:54 05/13
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
24.9 4.99 3.62 3.13
時価総額 431億円
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リソー教育 Research Memo(7):2023年2月期もすべての事業で生徒数が伸長し、2ケタ増収増益となる見通し


■今後の見通し

1. 2023年2月期の業績見通し
リソー教育<4714>の2023年2月期の連結業績は、売上高で前期比10.0%増の33,000百万円、営業利益は同19.1%増の3,610百万円、経常利益は同21.4%増の3,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.8%増の2,500百万円と増収増益が続く見通し。すべての事業で生徒数が増加し、増収増益を見込んでいる。親会社株主に帰属する当期純利益の増益率が1ケタ台にとどまるのは、繰延税金資産の計上を見込まず、実効税率が上昇することによる。

主力の学習塾事業については、2022年3月に「TOMAS」を3校開校したほか、1校を移転拡大リニューアルしている。また、条件に適う物件が見つかれば年間5~10校ペースで新規開校を進めていく方針に変わりない。家庭教師派遣教育事業では、「名門会」「TOMEIKAI」の新規出校に加えて、新たに高卒生を対象とした医学部受験専門予備校の「メディック名門会」をスタートさせる。2022年3月に大阪本部校を開校したほか、4月に神戸校を開校する。1校当たりの生徒数は10~20名程度と少ないが、生徒当たり単価は500~600万円とグループのなかで最も高い水準となる。3年間で10校以上を展開していく予定だ。「名門会」については2022年4月に拡大リニューアルを1校実施した。

幼児教育事業では、「伸芽会」「伸芽’Sクラブ」ともに生徒数の増加を見込んでいる。伸芽’Sクラブでは、2022年4月にコナミスポーツとの共同プロジェクトとなる「コナミスポーツ 伸芽‘Sアカデミー 品川校」をコナミスポーツクラブ本店内に開校した。コナミスポーツによるスポーツ指導と、伸芽会による中学受験対応型学童保育を一施設内で提供する新たなスタイルの学童クラブとなる。定員数は100~150人を想定していたが、コナミスポーツ本店のキッズスクールには約1,000名の会員が在籍していたこともあり、すぐに定員に達したようで順調な滑り出しを見せた。同社では今後3年間でコナミスポーツクラブの拠点をベースに「コナミスポーツ 伸芽’Sアカデミー」を20校展開していく予定にしている。

学校内個別指導事業では、「スクールTOMAS」の導入契約校数が2022年2月時点で107校まで拡大しており、既存導入校でも利用学年数が広がっていることが生徒数の増加要因となる。導入校は中・高一貫校が多く、すべての学年をカバーするには5~6年程度を要するため、既存導入校だけでも年々生徒数が増加していくこととなる。また、増収効果によって利益率も一段の上昇が期待される。人格情操合宿教育事業については、ツアー企画の開催数回復等により前期比で増収が見込まれるものの、同事業に関しては利益を重視しているわけではないため、業績全体に与える影響は軽微となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《EY》

 提供:フィスコ

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