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4687 TDCソフト

東証P
1,179円
前日比
+4
+0.34%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.5 3.08 2.04 4.10
時価総額 592億円
比較される銘柄
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NESIC, 
野村総研
決算発表予定日

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TDCソフト Research Memo(3):公共法人ITソリューション分野など4つの事業を展開


■TDCソフト<4687>の事業概要

同社グループは、2021年3月期第1四半期より今後の事業の方向性を踏まえて事業の区分を見直し、ITコンサルティング&サービス分野、金融ITソリューション分野、公共法人ITソリューション分野、プラットフォームソリューション分野の4つの事業を展開している。2023年3月期において、売上規模での主力事業は金融ITソリューション分野で、売上高の45.1%を占めている。ただし、顧客企業のDX推進に向けたIT需要の高まりにより、ITコンサルティング&サービス分野が前期12.5%から16.3%と著しく売上規模を拡大している。

1. ITコンサルティング&サービス分野
ITコンサルティング&サービス分野では、顧客のDX推進に向けたIT戦略やシステム化構想の立案、技術コンサルティング、最新の技術や開発手法のサービス提供、自社開発のクラウドアプリケーションサービスの提供、BI※1/DWH※2、ERP※3/CRM※4に関連するソリューションサービスの提供を行っている。

※1 BI:Business Intelligenceの略。社内の情報を分析し、経営に生かす手法。
※2 DWH:Data Ware Houseの略。データ分析や意思決定のために、基幹系など複数のシステムから必要なデータを収集し、目的別に再構成して時系列に蓄積した統合データベースのこと。
※3 ERP:Enterprise Resources Planningの略。基幹系情報システムのこと。
※4 CRM:Customer Relationship Managementの略。顧客管理システムのこと。


2. 金融ITソリューション分野
金融ITソリューション分野では、銀行、クレジット、保険などの金融業向けにシステム化構想や設計、開発、保守といった統合的なITソリューションを提供しており、同社の売上高の45.1%(2023年3月期時点)を占める主力事業である。銀行向けには、勘定系業務から情報系、インフラ/基盤の運用維持までサポートが豊富な業務ノウハウと、最新技術とのシナジー効果による高品質なバンキングシステムを提供。クレジット向けとしては、大規模かつ複雑化するクレジット業務システムにおいて、蓄積した豊富な業務ノウハウ・先端技術により、クレジット業務サイクル全般にわたるコンサルティングから運用保守まで一貫したサポートと、最適なソリューションを提供している。また保険向けでは、長年、損保・生保システムに携わってきた実績から、戦略的なビジネス展開を可能とする業務システムと即時性・拡張性・利便性に優れたシステムを提供しており、特に損保業務システムの実績は豊富で、多種目にわたる業務ノウハウを保有している。

3. 公共法人ITソリューション分野
公共法人ITソリューション分野では、流通業、製造業、サービス業、エネルギー業や公共向けにITソリューションの提供を行う。流通業・製造業では、営業支援から販売、物流まで基幹業務を幅広くサポートしており、システム化における各種課題の解決に応える。顧客の多様なシステム化要望に対して、設計、開発、試験、運用・保守に至るまで、ワンストップでサービスを提供。また、エネルギー業向けにおいては、基幹系・情報系のシステム構築に関し、幅広くSIサービスを提供。その他、情報サービス業に対しては、認証基盤システムなどのアプリケーション基盤の開発から維持・管理、インフラ構築、運用・保守に至るまで、多様化するニーズに応えている。

4. プラットフォームソリューション分野
プラットフォームソリューション分野では、ITインフラの環境設計、構築、運用支援、ネットワーク製品の開発、ネットワークインテグレーション等の提供を行っている。クラウドサービスや仮想化技術によるグリーンITの実現や、レガシー資産の活用など、変わり続けるビジネスが求める最新のIT インフラソリューションをベンダーやキャリアを問わず提供している。ITインフラ構築については、上流工程から維持・管理、運用・保守までワンストップで対応可能であり、各種OS、DB(データベース)をはじめ、多くのプロダクトで対応実績が豊富である。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《SI》

 提供:フィスコ

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