ソルクシーズ Research Memo(4):16/12期は増収増益の見込み
■業績動向
(2) 2016年12月期の業績見通し
ソルクシーズ<4284>の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比8.7%増の12,300百万円、営業利益が同6.2%増の630百万円、経常利益が同3.8%増の630百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.7%増の365百万円と期初計画を据え置いた。売上高、営業利益については第2四半期まで期初計画を上回るペースとなっていること、下期については金融業界向けの大型開発案件がピークを迎えることから、通期でも計画を上回る公算が大きいと弊社では見ている。一方、経常利益に関しては今後の為替レート次第となる。
課題となっている外注先企業の開拓については、1年前に立ち上げたパートナー推進室によって休眠していた国内の取引先の掘り起しが着々と進んでいる。外注比率で見れば50%強と前年の水準から10%弱程度上昇した模様で、今後もこうした取引先との連携を密にしながら、受注を拡大していく方針となっている。過去、IT投資がピークの頃は外注比率が60%程度まで上昇したこともあり、こうした外注企業の掘り起しによって今後も売上高の一段の拡大は可能と見られる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ