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利益成長【青天井】銘柄リスト〔第1弾〕 32社選出 ＜成長株特集＞
3月期決算企業を中心とする21年7-9月期の決算発表が佳境を迎えている。本特集では、11月4日までに発表された決算の中から、7-9月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄にスポットライトを当てた。
下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、21年7-9月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を5％超上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も最高益見通しを示している32社を選び出し、7-9月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのは、バイオ医薬品メーカーのＪＣＲファーマ <4552> 。21年7-9月期(第2四半期)の経常利益は過去最高益を2.4倍も上回る107億円に急拡大して着地した。英アストラゼネカ<AZN>から受託している新型コロナウイルスに対するワクチンの原液を販売したことに加え、契約金収入が急増したことが収益を大きく押し上げた。
2位から4位は川崎汽船 <9107> 、商船三井 <9104> 、日本郵船 <9101> と海運大手3社が並んだ。いずれも7-9月期(第2四半期)は旺盛な輸送需要が継続するなか、コンテナ船事業で3社が共同出資する持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ＯＮＥ)の業績が大幅に改善し投資利益が急拡大したほか、ばら積み船や自動車船がコロナ禍の影響から回復し、川崎汽と郵船は3四半期連続、商船三井は2四半期連続の過去最高益を達成した。業績好調に伴い、3社とも今期3回目となる22年3月期通期業績予想の上方修正に踏み切っている。
5位にリスト入りしたデクセリアルズ <4980> の7-9月期(第2四半期)業績は、タブレットやスマートフォン向けを中心に蛍光体フィルムや反射防止フィルム、異方性導電膜、表面実装型ヒューズなど高付加価値品の販売が大きく伸びた。好調な業績を踏まえ、22年3月期通期の経常利益を従来予想の118億円から198億円(前期比82.6％増)に上方修正し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。好決算を受けて株価は連日急騰し、上場来高値を大幅に更新している。
6位のＭＡＲＵＷＡ <5344> は主力のセラミック部品事業で車載関連向けを中心に差別化製品の受注が増加したほか、原価低減効果も寄与し、7-9月期(第2四半期)は4四半期連続となる最高益更新を果たした。併せて、22年3月期通期の業績予想を上方修正したことも好感され、株価は上場来高値圏を快走する展開となっている。
※決算発表の集中期間(11月15日まで)は、その日に発表された決算で増収増益を達成した銘柄を速報ベースで毎日19時ごろ配信しています。こちらも併せてご覧いただき、銘柄選びにご活用ください。
●「“好調継続”企業に注目！7-9月期【増収増益】リスト」配信一覧 ────
「10月26日版 17社選出」「10月27日版 37社選出」「10月28日版 48社選出」
「10月29日版 67社選出」「11月1日版 28社選出」「11月2日版 35社選出」
「11月4日版 52社選出」「11月5日版 58社選出」
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 7-9月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<4552> ＪＣＲファ 142 10731 4443 156 21700 8488 22.6
<9107> 川崎汽 69.1 149573 88441 210 390000 125867 1.2
<9104> 商船三井 60.7 167575 104268 58.8 480000 302219 1.7
<9101> 郵船 58.6 243626 153620 230 710000 215336 1.8
<4980> デクセリ 54.3 6965 4513 82.6 19800 10844 15.6
<5344> ＭＡＲＵＷＡ 50.9 4882 3236 53.9 15900 10330 15.7
<2412> ベネ・ワン 38.4 4010 2898 20.0 11830 9858 113
<2326> デジアーツ 33.6 1348 1009 33.7 4000 2991 51.6
<4063> 信越化 32.0 172691 130831 19.5 500000 418242 23.2
<4189> ＫＨネオケム 30.9 6287 4804 57.1 18700 11906 9.2
<9810> 日鉄物産 28.7 12794 9944 18.0 43000 36427 5.3
<3371> ソフトクリエ 24.3 1198 964 10.1 3575 3247 26.8
<4299> ハイマックス 23.5 458 371 9.6 1500 1369 13.6
<5741> ＵＡＣＪ 23.1 14228 11556 87.5 40000 21337 6.7
<2331> ＡＬＳＯＫ 21.2 15717 12969 10.9 43500 39212 17.8
<6981> 村田製 16.7 124143 106340 16.0 367000 316417 20.3
<6967> 新光電工 16.6 16990 14569 76.0 61400 34887 15.7
<4975> ＪＣＵ 16.5 2384 2046 16.1 8350 7192 20.7
<1911> 住友林 15.0 36588 31807 114 126000 58824 6.2
<7979> 松風 11.7 1124 1006 26.8 3199 2523 18.7
<3844> コムチュア 11.5 1036 929 19.0 3800 3192 45.5
<4290> ＰＩ 11.3 1687 1516 20.1 6550 5453 27.3
<8096> 兼松エレク 10.4 5177 4691 11.4 12300 11041 13.1
<9384> 内外トランス 10.0 1005 914 97.5 3270 1656 9.1
<8771> イー・ギャラ 9.4 945 864 20.7 3750 3108 53.1
<9302> 三井倉ＨＤ 8.6 6102 5621 16.6 20100 17240 5.0
<7309> シマノ 7.8 39824 36952 40.7 142300 101110 28.4
<8566> リコーリース 7.7 6114 5679 4.5 18300 17510 8.9
<7821> 前田工繊 7.3 1897 1768 5.0 6700 6378 21.9
<6652> ＩＤＥＣ 6.2 2586 2436 41.9 9200 6484 11.6
<4462> 石原ケミ 5.6 730 691 27.3 2400 1885 11.9
<6088> シグマクシス 5.1 738 702 15.5 2500 2164 41.9
※ 2020年9月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
株探ニュース
下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、21年7-9月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を5％超上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も最高益見通しを示している32社を選び出し、7-9月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのは、バイオ医薬品メーカーのＪＣＲファーマ <4552> 。21年7-9月期(第2四半期)の経常利益は過去最高益を2.4倍も上回る107億円に急拡大して着地した。英アストラゼネカ<AZN>から受託している新型コロナウイルスに対するワクチンの原液を販売したことに加え、契約金収入が急増したことが収益を大きく押し上げた。
2位から4位は川崎汽船 <9107> 、商船三井 <9104> 、日本郵船 <9101> と海運大手3社が並んだ。いずれも7-9月期(第2四半期)は旺盛な輸送需要が継続するなか、コンテナ船事業で3社が共同出資する持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ＯＮＥ)の業績が大幅に改善し投資利益が急拡大したほか、ばら積み船や自動車船がコロナ禍の影響から回復し、川崎汽と郵船は3四半期連続、商船三井は2四半期連続の過去最高益を達成した。業績好調に伴い、3社とも今期3回目となる22年3月期通期業績予想の上方修正に踏み切っている。
5位にリスト入りしたデクセリアルズ <4980> の7-9月期(第2四半期)業績は、タブレットやスマートフォン向けを中心に蛍光体フィルムや反射防止フィルム、異方性導電膜、表面実装型ヒューズなど高付加価値品の販売が大きく伸びた。好調な業績を踏まえ、22年3月期通期の経常利益を従来予想の118億円から198億円(前期比82.6％増)に上方修正し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。好決算を受けて株価は連日急騰し、上場来高値を大幅に更新している。
6位のＭＡＲＵＷＡ <5344> は主力のセラミック部品事業で車載関連向けを中心に差別化製品の受注が増加したほか、原価低減効果も寄与し、7-9月期(第2四半期)は4四半期連続となる最高益更新を果たした。併せて、22年3月期通期の業績予想を上方修正したことも好感され、株価は上場来高値圏を快走する展開となっている。
※決算発表の集中期間(11月15日まで)は、その日に発表された決算で増収増益を達成した銘柄を速報ベースで毎日19時ごろ配信しています。こちらも併せてご覧いただき、銘柄選びにご活用ください。
●「“好調継続”企業に注目！7-9月期【増収増益】リスト」配信一覧 ────
「10月26日版 17社選出」「10月27日版 37社選出」「10月28日版 48社選出」
「10月29日版 67社選出」「11月1日版 28社選出」「11月2日版 35社選出」
「11月4日版 52社選出」「11月5日版 58社選出」
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 7-9月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<4552> ＪＣＲファ 142 10731 4443 156 21700 8488 22.6
<9107> 川崎汽 69.1 149573 88441 210 390000 125867 1.2
<9104> 商船三井 60.7 167575 104268 58.8 480000 302219 1.7
<9101> 郵船 58.6 243626 153620 230 710000 215336 1.8
<4980> デクセリ 54.3 6965 4513 82.6 19800 10844 15.6
<5344> ＭＡＲＵＷＡ 50.9 4882 3236 53.9 15900 10330 15.7
<2412> ベネ・ワン 38.4 4010 2898 20.0 11830 9858 113
<2326> デジアーツ 33.6 1348 1009 33.7 4000 2991 51.6
<4063> 信越化 32.0 172691 130831 19.5 500000 418242 23.2
<4189> ＫＨネオケム 30.9 6287 4804 57.1 18700 11906 9.2
<9810> 日鉄物産 28.7 12794 9944 18.0 43000 36427 5.3
<3371> ソフトクリエ 24.3 1198 964 10.1 3575 3247 26.8
<4299> ハイマックス 23.5 458 371 9.6 1500 1369 13.6
<5741> ＵＡＣＪ 23.1 14228 11556 87.5 40000 21337 6.7
<2331> ＡＬＳＯＫ 21.2 15717 12969 10.9 43500 39212 17.8
<6981> 村田製 16.7 124143 106340 16.0 367000 316417 20.3
<6967> 新光電工 16.6 16990 14569 76.0 61400 34887 15.7
<4975> ＪＣＵ 16.5 2384 2046 16.1 8350 7192 20.7
<1911> 住友林 15.0 36588 31807 114 126000 58824 6.2
<7979> 松風 11.7 1124 1006 26.8 3199 2523 18.7
<3844> コムチュア 11.5 1036 929 19.0 3800 3192 45.5
<4290> ＰＩ 11.3 1687 1516 20.1 6550 5453 27.3
<8096> 兼松エレク 10.4 5177 4691 11.4 12300 11041 13.1
<9384> 内外トランス 10.0 1005 914 97.5 3270 1656 9.1
<8771> イー・ギャラ 9.4 945 864 20.7 3750 3108 53.1
<9302> 三井倉ＨＤ 8.6 6102 5621 16.6 20100 17240 5.0
<7309> シマノ 7.8 39824 36952 40.7 142300 101110 28.4
<8566> リコーリース 7.7 6114 5679 4.5 18300 17510 8.9
<7821> 前田工繊 7.3 1897 1768 5.0 6700 6378 21.9
<6652> ＩＤＥＣ 6.2 2586 2436 41.9 9200 6484 11.6
<4462> 石原ケミ 5.6 730 691 27.3 2400 1885 11.9
<6088> シグマクシス 5.1 738 702 15.5 2500 2164 41.9
※ 2020年9月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
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