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3967 エルテス

東証G
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時価総額 49.1億円
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エルテス Research Memo(8):2024年2月期の業績予想を据え置き、増収増益(過去最高益の更新)を見込む


■業績見通し

1. 2024年2月期の業績予想
2024年2月期の連結業績予想についてエルテス<3967>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比28.1%増の6,000百万円、営業利益を同48.1%増の300百万円、経常利益を同73.9%増の250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同251.8%増の150百万円と増収増益を見込んでいる。EBITDAについても同34.3%増の600百万円に拡大する見通しである。

売上高は、M&A先のPMIを含む、既存事業の営業・マ-ケティング強化がけん引役となり、3つの事業がそれぞれ伸長する想定のようだ。損益面では、今後の成長を見据えた人材投資を継続しながらも、増収効果や利益体質への転換強化により増益を確保する。前述したX(旧Twitter)による値上げの影響も価格転嫁の推進により徐々に吸収できるようだ。2025年2月期からスタートする中期経営計画(第2フェーズ)に向け、グループ管理体制の強化と優秀な人材確保及び育成のための投資に注力し、「変革と基盤構築」の総仕上げに取り組む方針である。

2. 弊社の見方
通期予想の達成のためには、下期の売上高3,039百万円、営業利益316百万円が必要となる。好調な外部環境(各分野における需要拡大)が続くなかで、これまでの先行投資の効果発現などにより、各事業のさらなる底上げが期待できることや、プレイネクストラボのM&A効果が上乗せされることなどを勘案すれば、売上高予想の達成は十分に可能であり、アップサイドの公算も大きいと見ている。一方、利益予想については、追加的なのれん償却費や将来を見据えた人材投資の継続などが想定されることから、必ずしも簡単な水準とは言えないが、上期における戦略的な先行投資負担が一巡し、さらにその効果が収益性の向上に結び付いてくれば、予算達成も視野に入ってくるものと考えられる。注目すべきは、中期経営計画(第1フェーズ)の最終年度として、「変革と基盤構築」をどのように仕上げ、第2フェーズでの成長加速につなげていくのかにある。将来展望が壮大であり、かつ戦略的な動きも活発化してきただけに、足元業績の推移だけでなく、各事業の戦略的な進捗(各KPIや成長基盤の構築に向けた動きなど)についても中長期目線でフォローしていきたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《SI》

 提供:フィスコ

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