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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3917 アイリッジ

東証G
501円
前日比
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時価総額 36.0億円
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アイリッジ Research Memo(2):位置情報等を通知する「popinfo」を軸にO2Oサービスを提供


■会社概要

(1)事業概要

アイリッジ<3917>はO2Oソリューションであるプッシュ通知型ASPサービス※1「popinfo」の提供を軸に、O2Oアプリの企画・開発、マーケティングを提供している。同社のメインサービスである「popinfo」は、位置情報、個人の属性、時間、等の条件を組み合わせたプッシュ通知により、スマートフォンなどのユーザー端末に適切なタイミングで情報配信を行うO2Oサービスである。同社のホームページによると、プッシュ通知はスマートフォンの待受画面に通知され、ほぼすべての人の目に留まるため、CTR※2が20?30%でメルマガの50倍程度と非常に高く、効果的な集客が可能となる。

※1 ASP…Application Service Provider:アプリケーションの機能をインターネット経由で提供するサービス
※2 CTR…Click Through Rate:広告がクリックされる割合

「popinfo」は各社のアプリと組み合わせて使うサービスであり、2016年7月の時点でこれを組み込んだアプリは300以上、利用ユーザー数は4,500万人以上と非常に多数に上っている。同社はこの「popinfo」を組み込んだアプリの開発や、「popinfo」の利用ユーザー数に応じたライセンス料、さらにはO2Oを促進するためのマーケティング提案・ソリューション提案を行うことで収益を獲得している。

「popinfo」は同社のO2Oプラットフォーム上で提供されている。各企業のアプリは基幹メディア(オウンドメディア)であることが多く、顧客との関係性を維持するツールとなっているため、継続性が非常に高い。同社のO2Oプラットフォームが継続的に使われるため、収益も継続的に得られ、マーケティングやソリューション等、追加提案も行いやすく、収益の上積みが行いやすい。

同社のサービスを利用している主な顧客は以下のとおりである。(株)ジーユー(ファーストリテイリング<9983>)、(株)ファミリーマート(ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>)などの小売・流通業だけでなく、東京急行電鉄<9005>、阪急阪神ホールディングス<9042>など運輸関係や、メガバンク((株)三菱東京UFJ銀行(三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>))、地方銀行((株)西日本シティ銀行(西日本フィナンシャルホールディングス<7189>))、クレジットカード会社(三井住友カード(株)(三井住友フィナンシャルグループ<8316>))などの金融業界、さらには自治体(港区)等、幅広い業種・企業にわたっており、O2O業界ではトップクラスの実績を誇っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

《HK》

 提供:フィスコ

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