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ヴィンクス Research Memo(6):2023年12月期は小幅増収増益予想だが上振れの可能性


■今後の見通し

ヴィンクス<3784>の2023年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比3.0%増の32,700百万円、営業利益が同3.1%増の3,195百万円、経常利益が同3.0%増の3,150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.1%増の2,115百万円としている。半期別に見ると、上期は売上高が同3.0%増の16,680百万円、営業利益が同3.1%増の1,625百万円、経常利益が同3.0%増の1,680百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.0%増の1,100百万円、下期は売上高が同3.1%増の16,020百万円、営業利益が同3.1%増の1,570百万円、経常利益が同3.0%増の1,470百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.2%増の1,015百万円の計画である。

流通系ITシステムに特化した業界最大規模のIT企業として既存事業を高度化させるとともに、ニューリテール事業を具現化させ、事業の持続的な成長を目指す方針としている。会社予想は、景気の不透明感や先行投資による人件費や開発費の増加などを考慮して小幅な増収増益に留まる予想としているが、小売業におけるDXニーズが引き続き高水準に推移し、ストック収益拡大や生産性向上の一段の進展効果などを勘案すれば、会社予想は上振れの可能性が高いだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SI》

 提供:フィスコ

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