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3695 GMOリサーチ&AI

東証G
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前日比
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.4 2.32 4.09
時価総額 47.1億円

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GMOリサーチ Research Memo(9):アジア地域のインターネットリサーチで圧倒的ポジションの確立を目指す


■今後の見通し

2. 成長戦略
GMOリサーチ<3695>は、最先端のインターネット技術を駆使したマーケティング・ソリューション・プラットフォームを普及させることにより、インターネットリサーチ業界において、日本で、アジアで、そして世界で1番になり顧客企業に必要不可欠な存在になることを目指している。その実現のため、日本で得た収益をアジアへ投資し、アジアで得た収益を世界へ投資していく戦略だ。

当面は、アジア全域にパネルネットワーク「ASIA Cloud Panel」を構築し、アジア地域におけるインターネットリサーチ分野での圧倒的なポジションを確立していくことを目指していく。圧倒的なパネルネットワークを構築することで、国内外の調査会社等からの受注獲得機会が高まり、収益成長につながると見ているためだ。ESOMARの調べによると、調査市場に占めるインターネットリサーチの構成比は日本で約51%を占めているのに対して、中国・香港で約14%、その他アジアで約29%とまだ低水準となっている。今後、経済成長とともにこれら地域でも調査市場が拡大し、同時にインターネットリサーチの比率も上昇していく可能性が高い。現在、アジア地域で圧倒的なパネルネットワークを構築している企業はなく、先頭集団を走っている同社は収益成長の絶好の機会とみて、積極的にパネル開拓を進めていく。2017年7月にはマレーシアにも子会社を設立しており、約1,800万人のパネル数をさらに拡大し、アジア地域での圧倒的ポジションの確立を目指していく。

また、収益基盤安定化のため、固定顧客の取り込みも引き続き進めていく。リサーチ・ソリューション・プラットフォームである「GMO Market Observer」の提供を2014年に開始して以降、国内での固定客化が進んだほか、海外でも浸透し始めている。同社の売上高としてはDIYサービスとして計上されるため、売上規模は一括受託案件と比較して小さくなるものの利益率は逆に高くなる。固定客化の浸透とアジア地域におけるインターネットリサーチ需要の拡大を背景に、同社の業績は中期的に拡大が続く見通しだ。当面は海外での営業体制強化のための費用が先行することになるが、売上構成比の変化によって投資が一段落すれば収益性も向上していくものと予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

 提供:フィスコ

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