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3690 イルグルム

東証G
639円
前日比
+7
+1.11%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
28.1 2.18 1.24 2.29
時価総額 40.7億円
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イルグルム 昨年12月の売上高は前年同月比19.7%増、高水準を維持

 株式会社イルグルム(東証マザーズ上場、コード:<3690>、岩田進社長)は、1月8日に2021年9月期(今期:2020年10月~2021年9月)の3ヶ月目となる、2020年12月の月次売上高を発表した。

 同月の全社売上高は、241百万円(単位未満を四捨五入、以下同様)と10月、11月と比較し横ばいながら、前年同月比では+19.7%の増収と好調を維持している。前々月である10月は、全社売上高240百万円、前年同月比+23.8%、前月である11月の売上高は、242百万円、同+26.6%増と、増益率のモメンタムはやや鈍化しているものの、3ヶ月連続でほぼ2割近い増収率となった。
 また、今期3ケ月間累計の第1四半期(2020年10月~12月)では、売上高722百万円、前年同期比+23.3%の増収となった。

 事業部門別では、全社売上高の約88%を占めるマーケティングプラットフォーム事業部門は、12月の売上高が約212百万円、前年同月比+16.0%の増収となった。昨年1月に事業買収したADPLANの上乗せ効果が継続しており、増収に寄与していると思われる。

 一方、商流プラットフォーム事業部門の12月の売上高も28百万円、前年同月比+57.4%と高い増収率となった。新型コロナ禍における巣籠り消費が引き続き拡大していることもあり、EC取引が活況で売上高は高水準を維持している。

 なお、イルグルムの連結子会社である株式会社イーシーキューブの10%の株式を、株式会社オリエントコーポレーション(東証一部、コード:8585、以下オリコ)が155百万円にて取得する。イルグルムグループとオリコは資本業務提携を通じて、オリコの加盟店に対し EC 構築支援プラットフォーム「ec-cube.co」(クラウド型)の提供促進を行う方針である。今後、オリコによる営業支援も見込まれ、商流プラットフォーム事業部門であるイーシーキューブ事業は、さらに拡大していくものと予想される。

 因みに今回の株式譲渡に伴い、2021 年9月期第2四半期のイルグルムの個別業績において、特別利益 152 百万円を計上する見込みであるが、譲渡後もイルグルムは、引き続き連結対象子会社となるイーシーキューブの議決権総数の90%を保有することから、連結業績への影響は見込んでいない。

 また、イルグルムは、新型コロナウイルス感染症による事業環境への影響を適切に予想することが困難であるため、今期の業績見通しについては配当金(一株当たり4.5円の配当を予定)を除き、売上高や利益については非公表としている。

 但し、2月5日に2021年9月期第1四半期の決算発表が予定されており、前期と同様にこのタイミングで、今期(通期)の業績見通しが公表される可能性が高い。

【タイトル】

(出典)株式会社ウイルズ、(情報提供)アルファ・ウイン・キャピタル株式会社

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