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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3686 ディー・エル・イー

東証S
161円
前日比
-1
-0.62%
PTS
159円
21:18 05/08
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.22 4.55
時価総額 68.5億円
比較される銘柄
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イマジカG
決算発表予定日

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DLE Research Memo(6):日本最大級のファッションイベントを通年稼げるビジネスモデルに転換へ


■ビジネスモデル

(2)ファッション&ビューティ

ディー・エル・イー<3686>は2015年6月に、日本最大級のガールズファッションイベント「TOKYO GIRLS COLLECTION」の商標権を購入し、当該商標権を活用した知的財産権ビジネスを展開するため(株)TOKYO GIRLS COLLECTIONを設立した。大きなブランド力を持つ「TGC」をさらに大きくすることで、株主の期待に応えるべく、更なる成長を図ろうとしている。

a) TOKYO GIRLS COLLECTION (TGC)
「TGC」は日本最大級のガールズファッションイベントであり、ファッションをリードするF1層(20?34歳の女性)に対して圧倒的な認知度・訴求力を持っている。同イベントは2005年8月に始まり、東京近郊の会場で年2回のペースで開催されており、近年は地方都市や海外の都市でも開催されている。「日本のリアルクローズを世界へ」がテーマで、日本国外への情報発信や外国人の誘客をも企図しており、クールジャパンコンテンツの代表格として外務省や観光庁も後援している。また、国連の友Asia-pasific、国連広報センターとも連携しており、国際社会への影響力を強めている。

同社は、従来イベントという面からとらえられることが多かった「TGC」を、ブランドという知的財産権として再定義をし、SNS等を活用して顧客を囲い込むことで資産化し、イベントや物販のみならず仕事、スクール、金融、旅行など女性のライフスタイルに関連するビジネスとも結び付け、年2回のイベントから365日稼げる知的財産権ビジネスモデルを確立させようとしている。

一方、アジア進出の一環として、中国女性向けファッション専業EC※最大手Hifashionと業務提携し、中国の消費者と日本のブランドを直接つなぐ、日中ファッションハイウェイ構想を推進しようとしている。日本から中国への越境EC市場は、2015年から2019年までの間で約4倍と大きな成長が見込まれている。しかし、日本国内のブランドには中国との取引を不安視する向きもある。そこで、多くのアパレルブランドとネットワークを持つ同社が間に入って各ブランドが気軽に使えるプラットフォームを作ることで、自社の売上のみならず業界全体の売上向上を図ることが狙いである。

※EC…Electric Commerce:電子商取引

さらに今後は、当該プラットフォームをアジア各国で構築することで、アジア広域へファッションハイウェイを拡大させる方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

《HN》

 提供:フィスコ

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