貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3683 サイバーリンクス

東証S
773円
前日比
-5
-0.64%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.1 1.17 2.07 121
時価総額 87.9億円
比較される銘柄
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決算発表予定日

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サイバリンクス Research Memo(1):主に食品小売業と官公庁向けに、基幹業務システムをシェアクラウドで提供


■要約

サイバーリンクス<3683>の主力事業は、ITクラウド事業とモバイルネットワーク事業の2つ。ITクラウド事業は、主に流通業(特に食品関連)向けと官公庁向けに基幹業務システム等のクラウドサービスを提供している。同社が提供するクラウドサービスは、共同利用する「シェアクラウド」であり、高機能・高品質でありながら低価格を実現している点が同社の特色であり強みとなっている。モバイルネットワーク事業は、NTTドコモ<9437>の2次代理店としてドコモショップの運営を行っている。

1. 2018年12月期第2四半期(実績):営業利益は前年同期比22.1%減だが計画を上回る
2018年12月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比2.9%減の4,637百万円、営業利益が同22.1%減の210百万円、経常利益が同26.5%減の217百万円、四半期純利益が同26.2%減の134百万円となった。2018年12月期上期は人員増強等による費用増や償却負担増が見込まれていたことから、当初から営業利益は減益予想(150百万円)であったが、結果は期初の計画を上回った。また償却前経常利益は472百万円(同8.7%減)となり、計画を上回った。

2. 2018年12月期通期(予想):営業利益は前期比4.3%増を予想
2018年12月期通期の業績は、売上高で前期比3.6%増の9,957百万円、営業利益で同4.3%増の602百万円、経常利益で同0.1%増の610百万円、当期純利益で同41.1%増の355百万円と予想されている。2018年12月期上期は減益となったが当初の計画を上回ったことから通期予想は期初予想から変更されていない。また通期の経常利益は前期比0.1%増の予想だが、のれん償却額を含めた償却前経常利益は同8.7%増と高い増益率が見込まれている。

3. 中期経営計画:2020年12月期に売上高107億円、経常利益11億円を目指す
中期経営計画を発表しているが、様々な施策を実行することで最終年度の2020年12月期に売上高10,750百万円、経常利益1,100百万円、償却前経常利益1,460百万円、ROE15.0%以上を目指すとしている。主力製品の新バージョンの投入や医療情報連携システムの展開などで目標を達成する計画だ。また2018年5月にリリースされた「和歌山県防災ナビ」は今後、キラーアプリとなる可能性があり、展開が注目される。

■Key Points
・シェアクラウド、流通業界向けに特化したユニークなITベンダー
・2018年12月期通期業績は、営業利益は前期比4.3%増、償却前経常利益は同8.7%増予想
・中期経営計画目標は2020年12月期に経常利益11億円、ROE15%以上

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《NB》

 提供:フィスコ

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