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3674 オークファン

東証G
392円
前日比
+9
+2.35%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
20.2 0.90 93.37
時価総額 42.4億円
決算発表予定日

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オークファン Research Memo(8):戦略的投資を継続しながらも収益性の高い事業へシフト2ケタ増収・営業増益へ


■業績及び中期経営計画

(3) 2016年9月期の取り組み方針と業績予想

オークファン<3674>の中期経営計画2年目に当たる2016年9月期は、売上高2,101百万円(前期比39.4%増)、営業利益223百万円(同30.4%増)と2ケタ増収・営業増益を見込む会社計画となっている。なお、当期純利益は237百万円(同12.1%増)を予想しているが、これは、クランドデザイン株式売却益80百万円を特別利益として第1四半期(15年10月?12月)決算で計上するためだ。2月12日に発表した、2016年9月期第1四半期(15年10月-15年12月)決算では、売上高は前年同期比76.8%増の513百万円、営業利益は同122.7%増の83百万円、経常利益は同162.4%増の101百万円、四半期純利益は143百万円と、第1四半期はほぼ計画通りの推移となっているもようで、順調なスタートを切った。

2016年9月期の取り組み方針として、1)事業投資における選択と集中を徹底2)データ基盤の強化3) B、Small-B市場の事業拡大??を進め、成長のための投資を継続し、収益性の高い事業モデルへ振り切る計画。各事業における具体的な取り組み方針は以下のとおり。

売上高の増加要因を収入別に見ると、主力のサービス課金収入はaucfan.com及びNETSEAの課金収益の増加を見込んでいることにより1,345百万円(同75.1%増)へ拡大すると予想している。また、マーケティング支援収入(511百万円、同38.4%増)が伸びると予想するのは、フリーマーケット事業に加えて法人向けデジタルマーケティングサービスが順調に推移すると見ていることによる。対照的に、ネット広告収入(243百万円、同34.1%減)が減少すると見込むのは、広告市場の競争環境の激化と単価下落を予想するためだ。一方、営業利益は戦略的投資を継続するものの、収益性の高い事業に拡大に注力することにより営業増益を確保すると予想している。

弊社では、1)同社の主力ビジネスであるメディア事業における初心者向け課金プランのリリースやスクール事業拡大などの効果やNETSEAが通期でフル寄与することなどから、サービス課金収入を中心に好調が続くと予想されること、2)リバリューの取得価額等が非開示であるため、のれん等についての算出ができないものの、リバリュー買収交渉を踏まえて予算が作成されたことを考慮すると、業績に与えるマイナス影響は現時点で大きいと考えにくいこと、?-などを考慮すると、2016年9期会社計画は保守的であると予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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