新興市場銘柄ダイジェスト：サイバーSが大幅反発、アセンテックは年初来高値更新

<3622> ネットイヤー 667 +21
反発。連結子会社のrakumo社の株式の譲渡を決議したと発表。株式売却益として連結業績において4.13億円、個別業績において3.31億円を特別利益にそれぞれ計上する予定となっている。これに伴い、18年3月期の通期予想（連結）を修正。最終利益を0.97億円から4.44億円と大幅に引き上げた。今後は経営資源をマーケティング関連分野に集中させる方針としており、「選択と集中」を評価する動きに。


<2315> カイカ 72 +1
続伸。フィスコ<3807>との資本業務提携について発表している。両社はこれまで、ビットコインのデリバティブシステムトレードの開発やAIによる株価予測システムの開発などを行っていた。今回の資本提携による関係強化で、これまで以上にフィスコグループからのフィンテック関連のシステム開発受注が見込まれる他、フィスコグループの営業網を活用した新規顧客開拓が期待される。


<2722> アイケイ 5410 +140
反発。足元でリバウンド基調が強まるなか、昨日は上値抵抗として意識されている25日線までの上昇をみせた後に、利益確定の売りに押されていた。しかし、押し目買い意欲は強く、本日は5日線を支持線に切り返す格好となり、再び抵抗線突破を試す展開が意識される。一目均衡表では雲上限に沿ったリバウンドを形成しており、転換線を捉えている。同社が展開するメイクブランド「LB（エルビー）」は、本格参入した中国でも好調。


<6324> ハーモニック 4770 +160
反発。8月2日高値5190円をピークに調整が続いており、足元では25日線に上値を抑えられる格好でのもち合いが続く中、抵抗線を捉えてきている。30日の大引けでJPX日経400の組入れに伴うリバランス需給が発生することから、思惑的な買いが入ったようである。


<3810> サイバーS 3160 +130
大幅反発。調整一巡感からの緩やかなリバウンドが継続しており、上値抵抗の25日線を捉えてきている。前日行われた取締役会において、有償ストックオプション（新株予約権）の発行を決議した。インセンティブを付与することにより士気を高め、開発の進度、業績の向上を目指す。権利行使価格は28日終値3135円であり、株価に対する意識の向上を図る。


<3565> アセンテック 4725 +500
連日で最高値を更新。画像処理半導体の米エヌビディア社とパートナー契約を締結したとの発表をきっかけに強いトレンドが継続している。短期急伸で過熱感が警戒されるが、1株を2株とする株式分割によって手掛けやすさもあり、値幅取り狙いの資金が集中。ストップ高後は利益確定の流れもあって売り買い交錯だが、押し目買い意欲は強そうだ。

《DM》

　提供：フィスコ