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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3565 アセンテック

東証S
530円
前日比
+8
+1.53%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.1 2.26 1.89 64.39
時価総額 71.8億円
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アセンテック Research Memo(5):仮想デスクトップビジネスを中心に、4つの事業領域により構成


■事業領域

アセンテック<3565>の事業は、セキュリティソリューションのひとつである、仮想デスクトップビジネスを中心に、インフラ及びストレージビジネス、プロフェッショナルサービスビジネス、クラウドサービスビジネスの4つの事業領域により構成されている。

(1) 仮想デスクトップ
仮想デスクトップとは、デスクトップ環境をサーバー側に集約し、ネットワークを介してデスクトップの画面イメージを配信し、ユーザーはシンクライアント(必要最小限の処理を行う)端末やパソコン、スマートフォン、タブレットなどで利用するソリューションである。つまり、業務上で使用するパソコン画面に出ている情報は、使用しているパソコンからではなく、集約されたサーバー側から情報を受けているものである。このため、企業側は紛失や盗難、情報を抜き出すといった行為による情報漏洩が避けられるなどセキュリティ性を担保するほか、サーバー側に集約することで運用管理負担の低減といったメリットがある。また、使用する側にとっても、場所や利用端末にとらわれない、機動的なワークスタイルへの変革といったメリットを享受する。万が一災害等に見舞われたとしても、場所や利用端末にとらわれないことで、業務を進めることが可能となる。

(2) インフラ及びストレージ
フラッシュストレージ、ソフトウェアストレージ、クラウドストレージの各ソリューションを提供している。ストレージとは、コンピュータにおけるデータを保存する補助記憶装置を指す。企業は、データの爆発的な増加や企業システムの高いパフォーマンス要求への対応と同時に、厳しい予算削減の必要性に直面している。データ増加に起因するパフォーマンス低下や容量増大、データマネジメントの複雑化といった課題を抱えており、HDD(ハードディスクドライブ)製品に比べて高性能、かつ長寿命のフラッシュストレージ製品が注目されている。また、データをクラウド上に保存・共有でき、グループワークなどに欠かせないクラウドストレージの需要も伸びている。

(3) プロフェッショナルサービス
創業時より技術力増強と人材育成に注力している。仮想デスクトップを展開する上で、各フェーズにおいてプロフェッショナルサービスを提供している。顧客の環境や要望に合わせて、コンサルティングや設計・構築、運用、保守など、専門のエンジニアが各サービスを提供する。

(4) クラウドサービス
中堅/中小規模事業者向けの仮想デスクトップサービス「Resalio DaaS」を提供している。同社開発の管理ツール、システム設計、サポートをワンストップで提供し、GMOインターネットクラウド基盤「ConoHa」を活用。これまで仮想デスクトップを検討しながら、そのコストや複雑性により導入が困難だった中堅/中小規模事業者においても低コストかつ容易に導入・運用でき、今後の成長が期待されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)

《ST》

 提供:フィスコ

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