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3452 ビーロット

東証S
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前日比
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100株
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時価総額 200億円
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決算発表予定日

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ビーロット Research Memo(6):銀座エリアにホステル開業、京都を中心に関西でのホテル開発が加速


■中長期の成長戦略

1. ホテル開発が加速
ビーロット<3452>はインバウンド向け施設(訪日外国人向けの宿泊施設)の企画・開発を重点戦略としている。2015年開業の「ファーストキャビン築地 (東京・築地、簡易宿泊所)」、「IMANO TOKYO HOSTEL(東京・新宿、簡易宿泊所)」を皮切りに全国で開発案件が進行している。2017年3月竣工の「ナインアワーズ北新宿(東京・新宿・カプセルホテル)」は好調稼働中である。2017年9月には人気の銀座エリアに「IMANO TOKYO GINZA HOSTEL(東京・新富町)」が新築オープンする。

2017年秋には「京都清水五条ホステル(清水寺、世界文化遺産付近、114ベッド)」が予定されている。京都における初のホテル開発であり、関西エリアでのネットワーク強化が今後実を結ぶことになる。

その先の開発案件としては、2018年3月竣工予定の小樽(ホテル)、同月竣工予定の沖縄(ホテル)、このほか大阪1案件や京都1案件など続々と開発が進む。カプセルホテル、ホステルからコンドミニアムまで、北海道から沖縄まで、多様なインバウンド向け施設を手掛けられるのが同社の強みである。

宿泊施設については、基本的にオペレーション会社に運営を外部委託し、同社には安定した固定賃料とともに契約によっては変動歩合での収入が入る。一定期間を経て安定稼働に至った段階で販売を行う計画である。既にアジア投資家へのコンパクトホテルの売却実績もあり、シンガポール現地法人でのアジア投資家に向けた売却を視野に入れている。

2. シンガポール事務所、福岡支店を拡張移転
2015年にオープンしたシンガポール事務所は、アジアの富裕層との接点として重要な拠点と位置付けられている。3年目に入り、成約案件も増え業務が拡大するなかで、2017年7月末に新事務所への移転を行った。来客を前提にサロン的な場とし充実させることで、顧客との関係強化を図る狙いがある。

福岡支店(福岡市中央区赤坂)も2017年2月に拡張移転した。新事務所は、利便性の高い地区に立地し、会議スペースを拡大し約2倍の面積となった。九州や中国・関西エリアの物件を多数管理するとともに、2016年12月に博多区のオフィスビル、2017年2月に鹿児島市の賃貸マンションを取得するなど業容を拡大している。現在5名のスタッフを今後2~3年内に8名に増員する方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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