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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3415 TOKYO BASE

東証P
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時価総額 126億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 内需系有望株に投資チャンス!


「内需系有望株に投資チャンス!」

●米国市場の「鬼門」10月入りだが…

 週明けから10月相場だ。東京市場にとっては9月が「鬼門」になることが多いが、米国市場では10月だ。

 過去10月は幾度も暴落が起きている。1929年10月24日の世界大恐慌(暗黒の木曜日)、1973年10月の第1次オイルショック、1987年10月19日のブラックマンデー、1998年のロシアデフォルトなどだ。さて、今年はどうか。

 過去の10月ほど大きな懸念材料はないものの、警戒を怠らないようにしたいのが、ドイツ銀行の経営不安説になる。ドイツ銀行が窮地に立たされているというのだ。

 理由はなにか。米国の住宅担保ローンに絡む不正販売があり、米司法省が同行に対し140億ドル(約1兆4000億円)の課徴金支払いを求めたのがきっかけとなり、同行の経営の問題点が表面化してしまった格好だ。

 実際、主要取引先であるフォルクスワーゲンの経営は相変わらず厳しいし、金融商品への投資をメインビジネスとする「投資銀行部門」も、世界の金融市場、特に株式市場の低迷が続いているため、苦戦が続いている。

 ただし、ここで忘れてならないのは、ドイツ銀行の経営不安説によりその株価が売り込まれたのは、今回に限らず、過去数回あることだ。

 今年の2月にも危機説が流れ、株価は暴落している。そして昨年夏にも同様に、「危機的状況にある」として、破綻を恐れる売りに見舞われた。しかし、そのたびに間もなく株価は蘇生、安心してみていられる動きになり、安堵しているとまた新たな経営危機説が流れて急落。この繰り返しとなっている。

●脱「為替」で絞り込む

 だから、今回も経営破綻などすることはない――こうまでは断言できないものの、危機説にあまり神経質にならないようにしたい。でないと、折角の有望銘柄への投資チャンスを失ってしまう。

 今時、そんな有望銘柄がどこにあるのか。こういうことになろうが、私から見ると、為替のマイナス影響を受けにくい銘柄に投資しておく。これでよい。

 そこで、注目したいのは、まずはエービーシー・マート <2670> だ。季節はこれから冬に向かう。気温が下がるつれて需要増が見込めるのはブーツだ。エービーシー・マートでそれを買い求める女性たちがどんどん増加することを考えれば、株も魅力的だ。

 年末にかけて着実に需要の拡大が見込める製品にマヨネーズがある。で、銘柄はケンコーマヨネーズ <2915> だ。また、マヨネーズといえばキユーピー <2809> なので、同社株でも構わない。

 為替動向とはほとんど関係なく動いている銘柄としては、ディップ <2379> がある。ネットでアルバイト情報「バイトル」を運営、順調に収益を伸ばし続けている。

 このところ急伸したため投資しにくくなっていた東宝 <9602> も調整気味の動きになっている。現在水準あたりで投資しておきたいところだ。何しろ「シン・ゴジラ」、「君の名は。」の大ヒットを生んでいるので押し目は見逃せない。

 新興銘柄にも目を向けておくと、衣料品のセレクトショップを運営するTOKYO BASE <3415> [東証M]がある。

2016年9月30日 記

株探ニュース

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