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【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ プリマハム

プリマ <日足> 「株探」多機能チャートより

●プリマハム <2281>  【目標株価】430円(30日終値364円)

「『香薫』好調で昨年7月高値奪回を目指す」

 プリマハム <2281> は年初来高値圏で強調展開にあり、目先の押し目は狙い目となろう。中期上昇波継続で昨年7月高値428円奪回を目指す展開が想定される。

 ハム・ソーセージの主力ブランド「香薫」が消費者から高い支持を得ているほか、コンビニエンスストア向け総菜が好調で収益は2ケタ成長路線を走る。17年3月期は営業利益段階で前期比13%増の90億円と2ケタ増益を見込むが、市場では100~110億円近辺への一段の増額修正余地が指摘されており、買い方にとっては楽しみが多い。

 一方、株式需給面でも妙味を内包する。信用取引では空売りを呼び込んでおり、直近23日現在の信用倍率は0.3倍台と買い戻しによる株価浮揚効果が期待できる。

●サイジニア <6031>  【目標株価】3000円(30日終値2004円)

「AI研究開発に積極投資、今期は赤字幅縮小へ」

 サイジニア <6031> [東証M]は、ビッグデータを利用したネットマーケティングサービスなどを提供している企業。今17年6月期はパーソナライズ・レコメンデーションサービス「デクワス.RECO」など利益率の高いサービスの新規受注獲得に注力し、売上高は7億8000万円(前期比1.8%増)、営業損益は5000万円の赤字(前期は1億3400万円の赤字)を予想している。

 注目点は、人工知能(AI)技術に関する研究・開発に積極的な投資を行っていること。6月には電気通信大学が開始した「人工知能先端研究センター」に参画すると発表したほか、7月にはソフトバンクグループ <9984> と日本IBMが共同で展開する「IBM Watsonエコシステムプログラム」に参加してオンラインショッピングの実証実験を開始することを明らかにした。目先は先行投資負担が重いものの、次第に収益へ貢献してきそうだ。

 株価は2000円近辺でもみ合う展開が続いているが、9月初旬には一時75日移動平均線を上回る場面がみられるなど動意含み。下値固め完了からの出直りが期待される。

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