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3392 デリカフHD

東証S
577円
前日比
-8
-1.37%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.5 1.12 1.73
時価総額 94.5億円
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大光
決算発表予定日

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デリカフーズ Research Memo(10):経常利益率や売上成長率で業界平均を大きく上回る


■同業他社比較、株主還元策

1. 同業他社比較
株式を上場している大手食品卸7社平均との比較で見ると、2017年度の会社予想経常利益率は他社平均で1.4%となっているのに対してデリカフーズホールディングス<3392>は2.3%と1ポイント弱上回る水準となっており、また、ROA(総資産経常利益率)やROE(自己資本利益率)についても、他社平均をそれぞれ上回る水準となっている。これらは同社が単なる卸売業ではなく、付加価値提案型の企業として、業界内で確固たる地位を確立していることが要因と考えられる。具体的には、健康を増進する野菜を使ったメニュー提案力や、カット野菜等の加工品を提供することで付加価値を得ている。

株価バリュエーションを見ると、実績PBR、今期予想PERとも他社平均を上回った水準にある。前述したように業界内での同社のポジションや今後の成長性などが評価されているものと考えられる。青果物卸しであるため、天候や自然災害などによるリスク要因は常にあるものの、直近5年間の年平均売上成長率で見れば、7社平均の約3%を大きく上回る8%成長を遂げている。今後についても、カット野菜に加えてさらに付加価値を加えた真空加熱野菜の売上成長が見込まれること、自社物流網の構築と付加サービスの提供により物流サービスでの利益貢献も見込まれること、貯蔵センターの整備により天候や自然災害リスクが軽減されること、などから業績は業界平均を上回る成長が期待できると弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MH》

 提供:フィスコ

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