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3328 BEENOS

東証P
2,065円
前日比
-13
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PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.1 2.06 1.31 2.45
時価総額 267億円
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決算発表予定日

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BEENOS Research Memo(3):Eコマース事業は半期ベースで過去最高業績を更新


■業績動向

1. 2017年9月期第2四半期累計の業績概要
BEENOS<3328>の2017年9月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比9.0%増の10,019百万円、営業利益が同16.8%減の398百万円、経常利益が同10.9%減の453百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同65.3%減の104百万円となった。インキュベーション事業で営業投資有価証券の売却が当第2四半期累計では無かったため減益となったが、Eコマース事業だけで見ると売上高で前年同期比11.1%増の10,016百万円、営業利益で同37.5%増の681百万円と半期ベースで過去最高業績を更新している。半期ベースでの会社計画は開示していないものの、Eコマース事業の通期計画に対する進捗率は、売上高で53.6%、営業利益で71.7%となっており、計画をやや上回るペースで推移したと見られる。

販管費については、前年同期比11.9%増の4,802百万円となった。主な増加要因はバリューサイクル部門を中心とした人件費の増加(+134百万円)や、開発費等その他固定費の増加(+318百万円)によるものとなっている。また、親会社株主に帰属する四半期純利益の減益率が大きくなっているが、これは繰延税金資産の取り崩しを行ったことに加えて、デファクトスタンダードの上場に伴い、非支配株主に帰属する四半期純利益が前年同期の37百万円から89百万円に増加したことが要因となっている。

なお、同社がKPIとしているEC事業の第2四半期累計流通総額は前年同期比1.4%減の20,574百万円となった。円高の影響(期中平均レートは前年同期の118円/ドルから110円/ドル)で、クロスボーダー部門の流通額が前年同期比8.0%減と減少に転じたことが要因だ。ただ、通期の会社計画に対する進捗率は55.6%となっており順調に推移したと見られる。また、四半期ベースの流通総額の動きを見ると、2016年9月期第4四半期の9,165百万円を底に、2四半期連続で増加したほか、前年同期比で見ても第2四半期には1.5%増と3四半期ぶりにプラスに転じるなど、再び成長路線に転じたことがうかがえる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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