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3328 BEENOS

東証P
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前日比
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
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時価総額 277億円
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BEENOS Research Memo(1):2015年9月期は最高業績を更新、創業来初の配当を実施


BEENOS<3328>は、Eコマース事業とインキュベーション事業を手掛ける。Eコマース事業は、クロスボーダー部門(海外転送・代理購入事業、グローバルショッピング事業)、バリューサイクル部門(インターネットによるブランド中古品の買取販売事業)、リテール・ライセンス部門(商品プロデュース・ライセンス事業、ネットショッピング事業)から構成されており、特にここ最近では円安による日本製品の割安感を背景としたインバウンド消費の拡大で、海外転送・代理購入事業が急成長している。

10月29日付で発表された2015年9月期の連結業績は、売上高が前期比34.4%増の16,936百万円、営業利益が1,184百万円(前期は営業損失358百万円)と大幅増収増益となり、2004年9月期以来の最高業績を更新した。海外転送・代理購入事業を中心にEコマース事業が急成長したことに加えて、インキュベーション事業でも営業投資有価証券の売却益を計上したことが大幅増益につながった。収益の拡大によって財務基盤も充実してきたことから、創業来初の配当金(1株当たり13.0円)も実施する。

2016年9月期は売上高が前期比15.7%増の19,600百万円、営業利益は同15.6%減の1,000百万円と増収減益を見込んでいる。Eコマース事業は増収増益が続くものの、インキュベーション事業の営業利益を前期の744百万円から500百万円と保守的に見ていることが要因だ。とは言え、主力のEコマース事業に関しては、クロスボーダー部門やバリューサイクル部門を中心に今後も高成長が期待できることから、業績は中期的に成長局面に入ったと弊社では見ている。また、インキュベーション事業についても出資先企業の企業価値が順調に拡大しており、将来に向かって収益貢献してくることもプラスに評価される。

■Check Point
・2015年9月期はEコマース事業の急拡大などにより大幅な増収増益で過去最高業績
・自己資本の充実で財務基盤は強固、収益性指標も大きく改善
・創業来初となる13円配当を決定、2016年9月期も10円配当を予想

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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