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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3244 サムティ

東証P
2,691円
前日比
+16
+0.60%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.9 1.26 3.22 6.37
時価総額 1,254億円

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サムティ Research Memo(5):ホテル事業と親和性の高いテーマパーク事業へ進出


■主な活動実績

1. テーマパーク事業への進出
2022年6月30日付けで、ホテル等の宿泊施設を備えた大型リゾート施設「ネスタリゾート神戸」※1の経営権を保有する新会社を(株)刀(以下、刀社)※2との共同出資により設立し、テーマパーク事業へ進出した。取得費用を含め、同施設に5年間で100億円の投資を予定しており、ホテルのリブランディングやアトラクションを充実させ、地域社会との共存を強く意識しながら、関西のインバウンド観光の集客の起点としてより魅力的に成長させる方針である。サムティ<3244>は本件を契機に、賃貸マンションやホテルに次ぐ国内第3の柱としてテーマパーク事業を育成していく考えだ。

※1 日本初の「大自然の冒険テーマパーク」がコンセプト。230万平方メートル(参考:阪神甲子園球場 約60個分、東京ディズニーリゾートは約200万平方メートル)の広大な敷地に、40種類以上のアクティビティを有し、日常で体験できない「本能が揺さぶられるほどの大興奮」が楽しめる、関西屈指のリゾート・エンターテインメント施設。2018年より刀社がブランド設計や構築に携わり、集客のV字回復に成功した事例としても有名。収益面では、コロナ禍の現在においても償却前黒字を達成している。
※2 刀社の代表取締役CEOである森岡毅氏(戦略家・マーケター)は、マーケティング理論等、一連の「森岡メソッド」を導入し、経営危機にあったUSJをわずか数年で劇的に経営再建を実現。2017年、マーケティング精鋭集団である刀社を設立し、「マーケティングとエンターテインメントで日本を元気に」という大義の下、開業70周年記念事業「西武園ゆうえんち」リニューアルオープンや沖縄北部テーマパーク事業など数々のプロジェクトを推進している。


2. ラグジュアリーホテルの開発
アフターコロナを見据えた取り組みとして、ラグジュアリーホテルの開発にも継続して取り組んでいる。具体的には、飛騨高山と羽田にて開発中のホテルプロジェクトについて、フランスの世界的なホテルチェーンであるアコーの“メルキュール”ブランド※のホテルとして開業が決定した。都市部での観光産業の回復・発展のみならず、各地域の特性を生かした魅力づくりに貢献していく考えだ。

※ACCOR(アコー)は、フランス・パリを拠点とするホテルチェーン。世界110ヶ国で5,300を超えるホテルやレジデンス、10,000を超えるレストラン、バー施設を展開している。また、メルキュールは、国際的なネットワークの強みとその土地の特徴と文化を反映した真のおもてなし体験を組み合わせた、ビジネス・レジャーに適したミッドスケールブランドのホテル。


3. コーポレートロゴを一新
創業40年目を迎え、さらなる飛躍を目指しコーポレートロゴを一新した。ロゴデザインのモチーフは「飛び立つ翼」。同社グループの企業ステートメントや新スローガンである「不動産を、超えてゆけ。」をもとに、従来の発想を超えて、未来へ羽ばたく姿を表現したものである。また、今後の「海外事業」の強化に合わせて、社名表記を英語に変更した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《YM》

 提供:フィスコ

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