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3186 ネクステージ

東証P
2,819円
前日比
+45
+1.62%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.1 3.44 1.17 0.46
時価総額 2,278億円
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ネクステージ Research Memo(4):2016年11月期2Qは過去最高益を達成


■業績動向

(1) 2016年11月期第2四半期業績

ネクステージ<3186>の2016年11月期第2四半期は、売上高が前年同期比34.9%増の41,936百万円、営業利益が同40.9%増の1,102百万円、経常利益が同24.6%増の1,056百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同43.2%増の702百万円となった。期初予想比でも、売上高が10.0%増、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益がそれぞれ37.8%、54.0%、83.0%上回った。第2四半期において、過去最高益を達成した。

当6ヶ月間における日本の中古車登録台数は、普通車が1,711千台、前年同期比0.1%減、軽自動車が1,622千台と同2.8%減のマイナス成長が続く厳しい状況となった。同社は、今期に入って4店舗の新規出店と前期に出店した準既存店がフルに寄与したことから、国内における販売台数は28,004台と前年同期比20.2%増となった。新車価格の上昇を反映して中古車の販売単価も上がっていることから、販売高は41,754百万円と前年同期比35.4%増加した。一方、中古車輸出は429台と同42.3%減少した。同社は、車両販売の単価よりも、クロスセルなどで稼ぐため1台当たりの売上総利益を重視している。売上総利益の伸び(前年同期比27.7%)が販管費の増加率(同25.1%)を上回ったため、営業利益は同40.9%の高伸長となった。営業外収支は、前年同期にあった保険金収入がなくなり、また債権流動化枠の組成費用が発生したことから、経常利益の伸び率を同24.6%にとどめた。

店頭での販売が好調であったことから、売上高におけるオークション出品関連の自動車販売売上高に対する比率が低下し収益性の確保に寄与した。

a)連結貸借対照表
2016年11月期第2四半期末の総資産は、21,359百万円、前期末比3,500百万円増加した。今後の設備投資資金を調達したことから、現預金が前期末から3,972百万円増えた。たな卸資産の管理を2期前から厳格化している効果が現れ、販売店舗数が増加したにもかかわらず、商品は同1,697百万円減少した。負債の部では、資金の安定化のため短期借入金を減らし(-1,290百万円)、長期借入金を増やした(+2,879百万円)。有利子負債残高は同2,554百万円増の12,448百万円となった。自己資本比率は23.6%と1.4ポイント低下した。

b)キャッシュ・フロー計算書
2016年11月期第2四半期の期末の現金及び現金同等物は5,737百万円と前年同期比2,565百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フロー(CF)は、2,154百万円のプラスとなった。税引前純利益(1,056百万円)、減価償却費(334百万円)に加え、たな卸資産の減少(1,688百万円)が寄与した。投資活動によるCFは598百万円のマイナスとなった。有形固定資産の取得(-501百万円)が主な要因であった。財務活動によるCFは、2,396百万円の入超となった。長期借入金の増加が、短期借入金の減少を上回った。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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