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3021 パシフィックネット

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パシフィックネット---23年5月期は増収・大幅増益、ITサブスクリプション事業が順調に拡大


パシフィックネット<3021>は14日、2023年5月期連結決算を発表した。売上高は前期比16.3%増の64.04億円、営業利益は同54.9%増の5.29億円、経常利益は同55.0%増の5.18億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同60.3%増の3.36億円となった。

ITサブスクリプション事業の売上高は前年同期比28.2%増の44.78億円、セグメント利益は同57.2%増の6.39億円となった。企業のIT部門の負担軽減につながる同社サービスのニーズは高く、売上高は順調に拡大した。さらに、サブスクリプション資産(勘定科目はレンタル資産)の世代交代と適正化を一層進めた結果、高い稼働率での運用を実現、収益性は向上し、売上高・利益で過去最高を更新した。

ITAD事業の売上高は同3.7%減の18.67億円、セグメント利益は同15.5%減の4.85億円となった。当第4四半期は、国内の新規PC出荷台数の低迷により、法人・官公庁からの使用済みPCの排出は本格回復には至らず、入荷台数は前年同期比で減少した。リユース販売は、高スペック品である同社サブスクリプション終了品は、優良リユース品として同社オークションを中心に販売は好調で市場価格も維持しているが、大部分を占める低スペック品について、国内の市場価格が下落した。データ消去・引取回収サービスなど役務収益は、サービス領域の拡大等の効果もあり好調に推移したが、リユース販売の低迷を補うまでには至らなかった。

コミュニケーション・デバイス事業の売上高は同185.7%増の2.23億円、セグメント利益は0.18億円(前年同期は0.66億円の損失)となった。当第4四半期については、コロナ禍から続いていた国内の行動制限が撤廃され、訪日旅行でも各国の入国制限の緩和が進んだこと等により、旅行業界を取り巻く環境は急速に改善した。2019年まで主力であった海外旅行も穏やかに回復しており、注力してきた国内市場での新規開拓も着実に進んだ。この結果、業績は前年同期比で回復し2023年5月期は通期でプラスとなった。

2024年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.9%増の71.00億円、営業利益が同22.7%増の6.50億円、経常利益が同19.7%増の6.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.5%増の3.95億円を見込んでいる。なお、同社では、この業績予想は保守的であるとしている。

《SI》

 提供:フィスコ

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