RIZAPーG Research Memo(13):配当性向20%が目安。株主優待も加えた株主還元利回りは5.4%
■株主還元策
RIZAPグループ<2928>は株主還元を重要な経営課題の1つとして位置付け、配当による利益還元を基本としながらも、株主優待制度も併設して、個人株主を中心に、還元強化を図っている。その姿勢や方針にブレはない。
同社は2017年3月期から、配当の目安を連結配当性向20%と改定し、2017年3月期は1株当たり利益予想47.08円に対して期末配当金予想を9.42円としている。第3四半期決算時点でも、通期予想に変更はないため、配当予想についても従来予想から変更はない。
配当に加えて同社は、株主優待制度も設けている。今回、利用できるアイテム数を、従来から倍増の150アイテムとした。最低保有単位である100株保有者の場合、4,000円相当の商品を受け取ることができる。2017年3月9日の終値900円に基づく優待利回りは4.4%となり、配当利回り1.0%と合わせて5.4%の株主還元利回りとなる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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提供:フィスコ