欧州有力証券の小売りセクターの決算プレビューでは、6~8月期は前年に増税後の需要反動減を受けたため、「今年は低ハードルのもとで増益加速の企業が多い」と指摘。アダストリア<
2685>、J. フロント リテイリング<
3086>、良品計画<
7453>は、「第2四半期決算時点で進捗を反映して通期ガイダンスを上方修正する可能性がある」とみて、しまむら<
8227>は「下方修正の可能性がある」と解説。
下期以降も緩やかな消費回復のもとで単価上昇>数量増の動きが続く公算が大きいとみて、ニトリホールディングス<
9843>や良品計画などでは商品力を軸に高い収益成長が続く可能性があることから、「株価評価も継続する」としている。このほか、店舗リストラに踏み込んで利益率向上を目指すヤマダ電機<
9831>や在庫適正化に目途の立ったユナイテッドアローズ<
7606>などの収益回復も期待。総合スーパーについては「引き続き慎重にみたい」とコメントしている。
《MK》
株探ニュース