スリープロG Research Memo(5):積極的なM&Aが成長の原動力
■会社概要
(4) M&A経営
2015年から3社をM&Aをグループ化し、年間売上高で約30億円分をM&Aで追加したことになる。WELLCOM ISとJBMクリエイトはコンタクトセンター事業の規模拡大が狙いであり、アセットデザインに関しては、“シェアリングエコノミー“事業への進出という狙いがある。スリープログループ<2375>は買収や売却など多数のM&Aを行ってきた経緯があり、M&A後の組織統合を含めてノウハウが蓄積している。今後もBPO事業関連のM&Aは積極的に行う方針であり、案件も多数寄せられているもようだ。
最近グループ化したJBMクリエイトは、代表取締役社長の玉本美砂子(たまもとみさこ)氏が日本コンタクトセンター教育検定協会の副理事長を務め、オペレーターの教育研修に力を入れており、アウトバウンドコール・営業系に強みを持つ。ヘルプデスクなどのインバウンド対応に強みを持つ同社とは補完関係が成り立つ。2016年10月期の売上貢献は約10億円を見込む。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
《HN》
提供:フィスコ