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【植木靖男の相場展望】 ─当面、小判鮫相場か


「当面、小判鮫相場か」

●8月頃には再上昇の可能性大とみる

 日経平均株価は引き続き膠着状態にあり、方向性を失ったまま不透明感の強い展開となっている。5月28日の戻り高値2万9149円(終値ベース)から早くも10日間が経過。この間、2万8500円~2万9300円処の狭いレンジに閉ざされている、結果として、徐々に売買高は細り、閑古鳥がなく始末だ。

 肝となる2万9300円~2万9500円の壁は思ったより厚く、思うにいまネット証券の売買高の80~90%はデイトレーダーによるものと報じられているが、だとすると、2~4月の買い玉がしこったままで、2万9300円処まで戻れば投げてくるのであろう。

 とはいえ、下げれば押し目買いが入る。言うまでもなく、こうした厳しい戦況を支えているのは菅政権がコロナ対策の切り札としているワクチン接種の普及である。すでに1回目の接種率は13%ほどに上昇。菅首相はこれに気をよくして10~11月頃には希望する全員へのワクチン接種は完了したいとの新たな目標を打ち出した。

 他の先進国の例を見れば、30~40%まで高まればノーマスクの世が到来する。ワクチン接種を進展させることは、菅首相としては最も容易かつ安全な道を突き進むことになる。先に光明が見えれば、日本人は一致団結して目標に向けて突進する国民性がある。菅首相としては、しめたと思ったことであろう。ただし、オリンピック・パラリンピックという大きな壁が立ちはだかるかもしれない。

 ともあれ、株価は8月頃には再上昇となる可能性が高い。

●1カイ2ヤリの売買に徹する

 では、当面の株価はどうか。市場では強いとみる見方と弱いとみる見方がある。前者の根拠は以下となる。世界で大いに注目された米国の5月消費者物価指数(CPI)の上昇率はなんと前年同月比5.0%と高い水準となった。しかし、米国株式市場では長期金利の一層の低下に支えられCPIの上昇に裏付けられたインフレ懸念を乗り越えてS&P500は史上最高値を更新した。これは強材料視されよう。加えて、日経平均株価ではなく単純平均をみると、5月中旬からジリ高が続いている。また、東証2部指数マザーズ指数なども高値に迫る勢いをみせている。決して弱い相場ではないといえる。

 日経平均株価は米国SOX指数に酷似している。すなわち、日経平均株価は米国の半導体関連株に強く連動しているのだ。だとすると、直近の値動きは、昨年3月安値以降の半導体関連株を軸とした一連の相場として理解することが肝要だ。

 一方、弱い見方としては、やはりインフレ懸念であり、同時に政策面からの金融緩和縮小への懸念である。すでにウッドショック、ポークショックなど部分的ながらバブル現象がみられる。長期金利低下に市場は甘えているが、金利の上昇は時間の問題のようにもみえる。

 こうした強弱材料が激突し、大きく上げず、下げずの、投資家が最も嫌うカニの横ばいの如き推移がなおしばらく続くことになりそうだ。

 だとすると、物色の手法は、新興株、小型株、仕手系材料株の小判鮫、つまり1カイ2ヤリの売買に徹したい。

 その対象となる銘柄は、現状では業種として最も市場人気の強い海運、なかでも日本郵船 <9101> だ。陸海空と多面的な経営が強み。

 次いで日鉄ソリューションズ <2327> 。親会社の日本製鉄 <5401> など製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する。今期予想は増収増益へ。

 東京エレクトロン デバイス <2760> も巻き返しへ。4年前の66円配が今期は175円配の予定。超高成長株。

 中外製薬 <4519> もおもしろそうだ。名門ロシュの傘下で収益力大。
 
2021年6月11日 記

株探ニュース

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