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ダウ平均は反落 米国債利回り上昇で次第にIT・ハイテク株に戻り売り=米国株前半

NY株式24日(NY時間12:23)(日本時間01:23)
ダウ平均   38372.00(-131.69 -0.34%)
ナスダック   15651.30(-45.34 -0.29%)
CME日経平均先物 38045(大証終比:-395 -1.04%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。ナスダックも上昇して始まったものの、米国債利回りが上昇している中で、IT・ハイテク株も次第に戻り売りに押され、下げに転じている。序盤はテスラ<TSLA>とテキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>の決算が安心感を広げていた。テスラ<TSLA>は大幅高となりナスダックをサポート。

 S&P500企業の25%以上がすでに決算発表を終えているが、79%が予想を上回る純利益を計上している。いまのところ決算は全体的に良好だが、FRBの利下げ期待の後退が依然として株式市場の重石となっている模様。

 明日は第1四半期の米GDP速報値の発表があり、予想はプラス2.5%と、強かった第4四半期からは伸び鈍化が見込まれているものの、個人消費はプラス3.0%が予想されており、利下げ期待を遠のかせる力強い米経済を示すことが期待されている。

 テスラ<TSLA>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、冴えない内容ではあったものの、株価は上昇。低価格の求めやすいモデル投入を加速すると述べたことが買い手掛かりとなっている模様。また、自律走行のロボタクシーや配車サービス、人型ロボットといったAIを駆使したモビリティ構想実現に向けての取り組みも評価しているようだ。

 テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>も上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第2四半期のガイダンスも公表し、産業用および自動車用部品の需要低迷が緩和される可能性を示唆する強気の売上高の見通しを示した。

 737-9型機の事故を発端に気掛かりとなっていたボーイング<BA>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表していたが、1株損益およびフリーキャッシュフロー(FCF)の赤字が予想ほどは膨らまなかったことで安心感につながっている。株価は上昇して始まっていたものの、全体相場の流れに押され下げに転じている。

 投資銀行のB.ライリ―<RILY>が大幅高。延期していた年次報告書(10-K)を米証券取引委員会(SEC)に提出した。

 医療保険やメディカルケアなどヘススケア大手のヒューマナ<HUM>が下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、序盤は買いが先行したものの、メディケア事業への圧力が高まる中、25年のガイダンスを撤回したことが上値を次第に圧迫している。

 デジタルインフラ設計のバーティブ<VRT>が決算を受け上昇。AIによる需要加速で、通期の見通しを上方修正した。

 本日引け後の決算はメタ<META>、IBM<IBM>、ラムリサーチ<LRCX>、フォード<F>が予定。

テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN> 175.88(+10.41 +6.29%)
B.ライリー<RILY> 27.73(+6.01 +27.67%)
ヒューマナ<HUM> 310.76(-17.22 -5.25%)
バーティブ<VRT> 83.69(+4.52 +5.70%)

アップル<AAPL> 168.27(+1.37 +0.82%)
マイクロソフト<MSFT> 407.04(-0.53 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 176.51(-3.03 -1.69%)
アルファベットC<GOOG> 159.27(-0.66 -0.41%)
テスラ<TSLA> 158.75(+14.07 +9.72%)
メタ<META> 488.41(-7.69 -1.55%)
AMD<AMD> 151.16(-1.11 -0.73%)
エヌビディア<NVDA> 806.20(-18.03 -2.19%)
イーライリリー<LLY> 730.84(-14.85 -1.99%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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