株価指数先物【昼】　ハイテク株堅調でNTロングでのスプレッド狙い

　日経225先物は11時30分時点、前日比280円安の3万6100円（-0.76％）前後で推移。寄り付きは3万6300円と、シカゴ日経平均先物清算値（3万6335円）にさや寄せする格好から、売りが先行して始まった。寄り付きを高値に下落幅を広げており、中盤にかけて一時3万6050円まで売られる場面も見られた。売り一巡後は3万6080円～3万6160円辺りでの保ち合いを継続している。

　日経225先物は、米国市場の下落が重荷となるなか、寄り付き後もショート優勢の展開が続いている。エヌビディア<NVDA>が最高値を更新した流れから、アドバンテスト <6857> [東証Ｐ]、東京エレクトロン <8035> [東証Ｐ]、ＳＣＲＥＥＮホールディングス <7735> [東証Ｐ]、レーザーテック <6920> [東証Ｐ]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が堅調ながら、東証プライム市場の6割近い銘柄が下落するなか、リバウンド狙いのロングは入りづらいようだ。ただし、3万6000円接近での底堅さもみられており、後場はリバウンド狙いのロングが期待されよう。

　なお、NT倍率は先物中心限月で14.25倍に上昇した。ハイテク株の上昇により、相対的に日経平均型優位の展開となった。14.20倍で推移する25日移動平均線が支持線として機能しており、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせやすい。

株探ニュース