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株価指数先物【寄り前】 ボリンジャー+1σ水準でのこう着が意識されやすい


大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 33430 -50 (-0.14%)
TOPIX先物 2358.0 +1.0 (+0.04%) 
シカゴ日経平均先物 33425 -55
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 28日の米国市場は、NYダウ S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。引き続き米連邦準備理事会(FRB)が、来年の早い段階で利下げに転じるとの期待を手掛かりとした買いが継続するなか、NYダウは連日で過去最高値を更新した。米新規失業保険申請件数は前週比1万2000件増の21万8000件となり、予想(21万件程度)を上回った。短期的な相場の過熱感や高値警戒感が意識されるなか、ハイテク株の一角には利益確定の売りが出ており、ナスダック指数は5日ぶりに反落。S&P500業種別指数は、公益事業、電気通信サービス、耐久消費財・アパレルが上昇した半面、自動車・同部品、エネルギー、素材が下落した。

 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比55円安の3万3425円だった。日経225先物(3月限)は日中比30円安の3万3450円で始まり、3万3320円~3万3400円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下放れ、一時3万3260円まで売られた。売り一巡後は終盤にかけて買い戻され、3万3400円~3万3500円辺りでの推移を経て、3万3430円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の相場展開が見込まれる。米国市場では小幅ながらナスダック指数が5日ぶりに反落となるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷になりやすいだろう。日経225先物は売り一巡後にボリンジャーバンドの+1σ水準での底堅い値動きを見せているものの、+1σ突破からの積極的なロングの動きは限られそうである。

 そのため、+1σ水準でのこう着が意識されやすく、オプション権利行使価格の3万3250円から3万3500円でのレンジが想定される。+1σからトレンドが出てくると、下は25日移動平均線が位置する3万3080円、上は+2σの3万3780円辺りがターゲットとなりやすい。

 米国では来年の利下げ期待から米長期金利が低下傾向を継続しており、円相場は円高傾向を見せている。日米金利差縮小によるリバランスの動きが相場全体の重荷となることも意識しておく必要がありそうだ。一方で、新NISAなどの需給が下支えとなることも期待されることから、ショートは強まりづらいだろう。

 VIX指数は12.47(前日は12.43)に上昇した。ただし、25日移動平均線に上値を抑えられる形での小動きだったことから、リスク選好に向かわせやすい。そのため、弱含む局面においては、押し目狙いのロング対応となりそうだ。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が上げ一服となったことが日経平均型の重荷となった。ただし、日米金利差縮小が意識されてくるようだとTOPIX型へのショートが入りやすい。ナスダック指数の下落影響から、ややNTショートに振れやすいと考えられるものの、方向性としてはNTロングとなるだろう。

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