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イレギュラー的な決算反応から押し目狙いに/オープニングコメント


 31日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。30日の米国市場はNYダウが511ドル高、ナスダックは146ポイント高だった。イスラエルによるガザ地上戦作戦が慎重に進められているとの判断から脅威が緩和し、買戻しが優勢となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が、今週開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測を受けて、終日堅調な相場展開だった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比100円安の30600円。円相場は1ドル149円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まりそうだ。米国市場の上昇は材料視されるものの、FOMCを控えるなかでの持ち高調整に伴う買い戻しとみられ、インパクトは限られそうである。一方で、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうだ。現状の緩和政策を継続するとの見方がコンセンサスであるが、植田総裁会見を見極めたいとして、結果発表後もアク抜け的な値動きは期待しづらい面はある。

 昨日の日経平均は30500円に迫る場面が見られたが、後場半ば以降に商いを伴って下げ渋る動きをみせていた。東証プライムの売買高は29億株に膨れていたことから、押し目待ち狙いの買いのほか、重要イベントを前にした買い戻しの動きなども先回り的に入っていたと考えられる。一方で、日経225先物はナイトセッションで一時30390円まで売られる場面が見られており、10月5日に付けた直近安値に迫ってきた。同水準でのダブルボトムというよりは、節目の3万円を試す可能性が意識されやすく、戻り待ちの売り圧力には警戒しておきたい。

 また、決算発表が本格化するなか、昨日はコマツ<6301>やエプソン<6724>、オムロン<6645>などの急落が目立った。イレギュラー的な面もあるが、決算に対して神経質にならざるを得ないだろう。決算後の反応を見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。なお、昨夕決算を発表したところでは、日特殊陶<5334>、関西電力<9503>、アルプスアル<6770>、OLC<4661>、ストライク<6196>、NEC<6701>などの動向が注目される。
《AK》

 提供:フィスコ

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