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株価指数先物【寄り前コメント】 週末要因からこう着も、6月高値2万8350円を射程に入れた押し目待ちのロングを意識


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 27940 +130 (+0.46%)
TOPIX先物 1954.5 +8.0 (+0.41%)
シカゴ日経平均先物 27850 +40
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 28日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。米国4-6月期国内総生産(GDP)速報値が2四半期連続のマイナス成長となった。これが嫌気され売り先行で始まったものの、景気悪化によって米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの期待や、長期金利の低下を背景に、ハイテク株や消費関連株など幅広い銘柄を買い戻す動きが強まり上昇に転じた。S&P500業種別指数は不動産、公益事業、商業サービス・用品が上昇する一方で、メディア、銀行、保険が下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、日中大阪比40円高の2万7850円で終えた。日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比30円高の2万7840円で始まり、その後2万7700円~2万7800円辺りでの保ち合いを継続。GDPの結果を受けて一時2万7600円まで売られたが、すぐさま切り返しプラス圏を回復。終盤にかけてショートカバーと見られる動きから上げ幅を広げ、2万7940円とナイトセッションの高値で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好で、やや買い優勢で始まることになりそうだ。米国ではGDPを受けてリセッション(景気後退)懸念が強まるなか、大幅な利上げ観測が後退したことを材料に買い戻されるなど、需給状況は良好である。前日の取引終了後に予想を下回る決算を発表したメタ・プラットフォームズ<META>は5%を超える下落となったが、直近安値水準で下げ渋る動きを見せていた。

 また、取引終了後に4-6月期決算を発表したアマゾン・ドット・コム<AMZN>は、売上高が市場予想を上回ったほか、7-9月期も予想を上回る見通しを示したことが評価され、時間外で大幅に上昇して推移。アップル<AAPL>も予想を上回る4-6月期決算だったことから時間外で買われており、大型テック株の良好な決算が指数インパクトの大きい値がさ株への支援材料になりそうだ。

 そのため、日経225先物は2万8000円を挟んだ底堅い値動きが見込まれるため、オプション権利行使価格の2万8000円を中心とした上下の権利行使価格である2万7750円~2万8250円辺りのレンジ推移を想定しておきたい。また、米国では7月の強い値動きによって、週末には比率調整に伴う月末のリバランス売りが見込まれるものの、センチメントが改善傾向に向かうなか、押し目買いに向かわせることも期待される。週末要因からこう着感は強まりやすいが、方向性としては6月高値の2万8350円を射程に入れた押し目待ちのロングも意識されるだろう。

 VIX指数は22.33に低下し、約3カ月ぶりの水準まで下げてきた。これまで支持線として機能していた52週移動平均線を割り込んできたことでリスクオンに向かいやすいだろう。また、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.28倍に上昇した。13週、26週線が支持線として機能する一方で、52週線に上値を抑えられる形状を見せているなか、昨日は一時14.33倍まで上昇し52週線を上回る場面もあった。米国市場の上昇を背景に、NTロングの動きを強めてくる可能性がありそうだ。

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