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ナスダックは下落もメタ急伸でハイテク株の支援材料に/オープニングコメント


 28日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうだ。27日の米国市場はNYダウが61ドル高だった。マイクロソフトやビザの決算を好感した買いが相場を支える格好から買い先行で始まった。その後、3月中古住宅販売成約指数が予想を下振れ一時下落に転じるも、中国の2都市でコロナ感染が落ち着く兆しとの報道で、世界経済の成長減速への脅威も後退し上昇に転じた。ハイテクは金利高が重荷となったことから、ナスダックは小幅に下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の26375円。円相場は1ドル128円40銭台で推移している。

 シカゴ先物は日中大阪比で小幅に下落しているが、取引終了後に決算を発表したメタ・プラットフォームズが時間外で急伸しており、指数インパクトの大きい値がさ株への支援材料になりそうだ。また、TDK<6762>は引け後の決算を受けてADR市場で買われていることも、ハイテク株への支援材料になるだろう。大型連休前で積極的にポジションを取りに行く動きは限られるものの、日経平均は前日までの調整で節目の26000円水準まで下げたこともあり、一段安を狙ったショートの動きも手控えられそうだ。

 そのため、26000円をボトムとした26500円辺りを意識したトレンドに向かいやすいと見られる。引けにかけてのポジション調整の動きには注意する必要があるものの、決算が通過し、見直し余地が期待される銘柄などへは、ある程度長期的なスタンスのなかでの押し目狙いの動きも入りそうだ。また、TOPIX浮動株比率変更に伴う需給面の動きも意識されやすく、ウエート上昇が見込まれる銘柄などへは上昇を狙った動きなども入りやすいだろう。

 中小型株についてはマザーズ指数が700ポイントで底固めを見せてくることができれば、日計りではあるものの、メタ・プラットフォームズの急伸を手掛かりにIT系の銘柄などへは個人主体の値幅取り狙いの動きもありそうだ。決算に絡んだところでは、TDKのほか、OLC<4661>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、フジクラ<5803>などに関心が集まろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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