貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6645 オムロン

東証P
4,102円
前日比
+58
+1.43%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
27.8 1.04 2.54 10.93
時価総額 8,460億円

銘柄ニュース

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<動意株・8日>(大引け)=児玉化、dely、オムロンなど

 児玉化学工業<4222>=再び動兆。株価を500円台半ばまで急浮上させてきた。住宅や自動車向けを主力とする樹脂加工メーカーで、顧客ニーズに対応したOEMメーカーとして高実績を持つ。また、M&A戦略にも長じ、4月には金属加工を手掛けるメプロホールディングス(東京都千代田区)の株式を取得し傘下に収めたことでトップラインが急拡大、26年3月期は前期比4.7倍となる750億円を見込む。5月中旬に急騰を演じ945円の年初来高値をつけた後は調整局面に移行していたが、500円近辺を横に走る75日移動平均線をサポートラインに下げ止まり、同移動平均線を滑走路にもみ合いが煮詰まるなか、上放れのタイミング待ちにあった。信用買い残は5月中旬以降に漸増傾向にあるが比較的足の長い資金とみられるほか、一方で機関投資家による空売りが高水準で需給面から浮揚力が働きやすい。

 dely<299A>=上値追い強め上場来高値奪回。同社は国内最大級の料理動画サービスである「クラシル」の運営を手掛け、買い物リワードアプリ「クラシルリワード」や人材採用サービス「クラシルジョブ」なども積極展開している。そうしたなか、7日取引終了後に「クラシルリワード」で業界初の全流通・全カテゴリの購買データを活用した新機能「AIレシート」の提供を開始したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。

 オムロン<6645>=3日ぶり急反発。投資会社のジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC、東京都港区)が7日、オムロンとの間でパートナーシップ契約を締結したと発表した。JACはオムロン株を保有し、戦略的パートナーとして同社の持続的な成長と企業価値の向上を目指す。これを受け、オムロン株に思惑的な買いが入っているようだ。

 農業総合研究所<3541>=ストップ高。18%を超える急騰で値幅制限の上限である515円まで駆け上がり、年初来高値を大幅更新。時価は2023年4月以来約2年3カ月ぶりの高値圏に浮上した。参院選の公示後、各党が農業政策への取り組みを打ち出すなか、石破首相も大票田を意識して、食料の安定的な確保に向け5年で2兆5000億円規模の予算を組む考えを表明している。株式市場でも農業関連株全般に物色の矛先が向かうなか、特に値動きの軽い産地直送野菜・果物の委託販売を手掛ける同社株に投資資金の流入が加速している。現在配当は行っていないものの、株主還元姿勢は高く、1月10日には30万株の自社株買いを発表した経緯がある。一方で信用買い残は100万株に届いておらず、外資系証券による貸株市場を通じた空売りが高水準で、その買い戻し圧力が株価の上値追いに拍車をかける格好となっている。

 さくらケーシーエス<4761>=5日線足場に上昇加速。一気に年初来高値を更新している。三井住友銀行系列で金融向けや自治体向けなどを中心に幅広くITソリューション手掛ける古参企業で、高度なセキュリティーを強みとするデータセンターを主軸に展開している。生成AI市場の急拡大を背景としたAIサーバーの不足に対応するため、国内でもデータセンターの建設が加速する状況にある。取引先である富士通<6702>との連携も厚く、関連有力株として今後の業容拡大に対する期待が株価押し上げの原動力となっている。

 MTG<7806>=大幅高で続伸。同社は7日、全国942の病院内ショップで24時間リカバリーウェア「ReD(レッド)」の取り扱いが決定したと発表。また、きょうはスギホールディングス<7649>傘下のスギ薬局の1500店舗以上で取り扱われることも明らかにしており、これが材料視されているようだ。ReDは、8つの天然鉱石を配合した血行促進繊維「VITALTECH」により身体が放出する遠赤外線を吸収し、再び肌へ放出することで血行を促進するウェア。「血行促進」と「疲労回復」が期待できるという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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