Ｖｅｒｉｔａｓ　Ｉｎ　Ｓｉｌｉｃｏ---塩野義製薬とのmRNA標的低分子創薬でマイルストーン達成

Ｖｅｒｉｔａｓ　Ｉｎ　Ｓｉｌｉｃｏ<130A>は23日、塩野義製薬<4507>との共同創薬研究において、mRNAを標的とする低分子医薬品の創出に向けた進捗に伴い、マイルストーンを達成したと発表した。両社は2021年11月16日に共同創薬研究契約を締結し、感染症および精神・神経系疾患に関連する複数の遺伝子を創薬対象として、対応するmRNA上の標的構造の同定から動物モデルで薬効を示す開発化合物の取得に至る創薬研究を進めてきた。

今回のマイルストーン達成は、同社独自の創薬プラットフォーム「ibVIS」を活用し、mRNAを標的とすることで、従来のタンパク質標的では成し得なかった特異的な作用を示す化合物の取得に成功したことによるもの。今後、取得したヒット化合物をリード化合物にまで最適化するフェーズへと研究が進展する。
また、このマイルストーン達成に伴い、同社は一時金(マイルストーン収入)を受領し、2025年12月期第2四半期の事業収益として認識する予定である。この収益は、通期の事業収益予想額(7.88億円)に対し約1％強を占める見込みであり、業績予想には織り込み済みである。

《NH》

　提供：フィスコ