新興市場銘柄ダイジェスト:ハートシードは一時ストップ高、さくらさくがストップ高
<4374> ロボペイ 2422 +82
続伸。12日の取引終了後に24年11月度の月次売上高を発表し、好材料視されている。11月度の月次売上高が前年同月比22.6%増の2.43億円となり、増収基調が続いていることが確認された。請求管理ロボの月次売上高も同19.8%増の0.93億円、主力のサブスクペイも同25.5%増の1.49億円と増収で堅調に推移している。
<4445> リビンT 2776 +116
続伸。住宅リユース領域を中心にエンドユーザーと企業を結ぶDXプラットフォーム『リビンマッチ』の高精度なマッチングを実現するため、AI(人工知能)スコアリング機能を新たに開発し実装することとしたと発表し、好材料視されている。AIスコアリング機能は、『リビンマッチ』に蓄積された60万件超の膨大なデータを活用し、学習モデルを構築、精査・分析・予測する。このスコアリングAIモデルは、マッチング精度の向上だけでなく、今後開発されるアプリケーションに応用、搭載される予定という。
<219A> ハートシード 1941 +381
一時ストップ高。12日の取引終了後に24年10月期の決算を発表し、これを好感した買いが流入している。売上高は前期比153.4%増の8.73億円、経常損益は8.18億円の赤字(前期は14.56億円の赤字)に赤字幅が縮小した。25年10月期の予想については、開発スケジュールに基づき達成可能と見込むマイルストン収入をもとに売上高を23.94億円(前期174.0%増)、経常損益を4.70億円の赤字と、赤字がさらに縮小する見通しとしている。
<7097> さくらさく 1315 +300
ストップ高。株主優待制度の新設を発表した。毎年1月末日と7月末日時点で株主名簿に記載または記録された2単元(200株)以上を保有する株主を対象に、年間合計20,000円分のQUOカード(年間2回、各基準日10,000円分のQUOカード)を進呈する。同社はフェムケア・フェムテック事業のM&Aなどの成長投資を継続しており、4期連続の増配も予定している。同日発表された25年7月期第1四半期の経常利益は前年同期比49.6%減の0.25億円となったが、買いが先行している。
<215A> タイミー 1490 +300
ストップ高。24年10月期の売上高は268.80億円(前期比+66.5%)、経常利益は39.24億円(前期比+103.9%)と大幅増収増益だった。登録ワーカー数950万人超、登録クライアント事業所数31.6万拠点超、流通総額(ワーカーに支払う賃金報酬等の合計額)は907.79億円(前年同期比66.6%増)になった。25年10月期も売上高は前期比28.0~32.8%増343.94億~357.00億円、経常収支は同51.4~69.5%増の59.43億~66.53億円と増収増益を見込む。
<4579> ラクオリア創薬 413 -2
買い先行も値を消し、もみ合い。12日の取引終了後にHKイノエン社に導出した胃酸分泌抑制剤tegoprazanについて、HKイノエン社の提携先であるCarnot社が中南米諸国5カ国で新たに製品発売を開始したことを発表し、好材料視されている。tegoprazan製品が販売されている国は15カ国に拡大した。Carnot社はそのテリトリー内で「Ki-CAB」のマーケティング活動を活発に展開しており、最も早く製品発売に至ったメキシコでは、消化性潰瘍剤市場シェアで第3位に位置し、今後のさらなる伸長が期待される。
《ST》
提供:フィスコ