POPER---繰延税金資産(法人税等調整額)の計上及び2024年10月期通期業績予想と実績との差異
POPER<5134>は12日、2024年10月期(2023年11月-2024年10月)の決算において繰延税金資産を計上するとともに、2023年12月14日に公表した2024年10月期の業績予想と実績に差異が生じたことを発表した。
法人税等調整額(益)の計上は、今後の業績見通し等を踏まえて繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、回収見込み分について繰延税金資産を計上することとした。これにより、2024年10月期において、法人税等調整額は△31,970千円となった。
2024年10月期通期業績予想値と実績値の差異は、売上高は前回発表予想比8.5%増の10.71億円、営業利益は同16.5%増の0.73億円、経常利益は同14.0%増の0.7億円、当期純利益は同72.7%増の0.83億円、1株当たり当期純利益は21.33円となった。
2024年10月期は、主力サービスである「Comiru」の中小規模の学習塾を中心とする新規顧客の導入が好調に推移している。加えて、会社分割により承継した「BIT CAMPUS」事業にかかる売上高が堅調に推移したことにより、売上高が前回発表予想を上回る結果となった。また、利益面については営業利益および経常利益はいずれも前回発表予想を上回った。さらに、2025年10月期の業績動向等を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、法人税等調整額(益)を計上したため、当期純利益が前回発表予想を上回った。
《ST》
提供:フィスコ