FRB、来年は単純な利下げ継続の確約は困難
きょうは11月の米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、FRBが注目しているコア指数は前年比で3カ月連続の3.3%上昇、前月比では4カ月連続で0.3%の上昇となっていた。ディスインフレのさらなる進展は見られていないものの、インフレの再浮上も示唆しておらず、市場は来週のFOMCでの0.25%ポイントの利下げに確信を強めている。今回の数字を受けて短期金融市場での利下げ期待はさらに強まり、CMEのフェドウォッチでは利下げの可能性を95%と見積もっている状況。
現在の状況からは、来週のFOMCの注目点は恐らく来年に向けたヒントになるであろう。来週のFOMCでは委員の金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しも公表され、特にFOMC委員が来年末までに何回の利下げを想定しているか注目となりそうだ。
ポートフォリオ・マネジャーからは、今回の米CPIは、FRBが来週に利下げを行うための最後のハードルだったが、FRBは最近のインフレ加速により、来年は今年のように単純に利下げを継続して行くことを確約するのは難しくなるとの指摘が出ている。インフレ再燃は来年の大きな懸念事項だという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
現在の状況からは、来週のFOMCの注目点は恐らく来年に向けたヒントになるであろう。来週のFOMCでは委員の金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しも公表され、特にFOMC委員が来年末までに何回の利下げを想定しているか注目となりそうだ。
ポートフォリオ・マネジャーからは、今回の米CPIは、FRBが来週に利下げを行うための最後のハードルだったが、FRBは最近のインフレ加速により、来年は今年のように単純に利下げを継続して行くことを確約するのは難しくなるとの指摘が出ている。インフレ再燃は来年の大きな懸念事項だという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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