話題株ピックアップ【夕刊】(3):三井住友FG、ANAHD、ヒーハイスト
■三井住友FG <8316> 3,759円 -111 円 (-2.9%) 本日終値
三井住友フィナンシャルグループ<8316>が後場に一段安。みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが軟調に推移し、楽天銀行<5838>やりそなホールディングス<8308>、北國フィナンシャルホールディングス<7381>など地銀株が総じて安い。円債市場では午後に入り債券先物が上げ幅を拡大し、長期金利に低下圧力が掛かっている。この日、日銀が実施した4本の国債買い入れオペは総じて無難な結果と受け止められた。一方で、一部で日銀が12月の金融政策決定会合で金融政策を据え置く可能性について報じられたことを背景に、12月会合での利上げシナリオを前提に円債の売り持ち高を構築した海外投資家による買い戻しが入ったとみられている。国内金利の先高観が後退したことを受け、高値圏で推移していた銀行株に対して利益確定売りがかさんだようだ。
■ANAホールディングス <9202> 2,882円 -34 円 (-1.2%) 本日終値
ANAホールディングス<9202>や日本航空<9201>が軟調推移。日本空港ビルデング<9706>やHANATOUR JAPAN<6561>などインバウンド関連の一角が売られた。韓国で3日夜、大統領により「非常戒厳」が宣言された。4日未明には韓国国会で解除要求決議案が可決され、戒厳令は解除されたが、政局の混迷を受けて韓国ウォンは急落した。4日、韓国政府は必要であれば無制限の流動性を金融市場に注入する用意があると表明。韓国の中央銀行の臨時会合が同日午前9時に開催されることとなった。もっとも金融市場では韓国の政局と東アジア情勢を巡る先行き不透明感が引き続き意識されている。東京市場で空運株やインバウンド関連株に対しては、日韓間での渡航需要が落ち込む可能性を警戒した売りが出たようだ。
■三菱商事 <8058> 2,599円 -29 円 (-1.1%) 本日終値
三菱商事<8058>が朝高後に下げに沈んだ。米ブルームバーグ通信が4日、「三菱商事が、中国拠点のトレーダーが関与した疑いがある銅取引での不正行為で、9000万ドル(約135億円)以上の損失を被ったことが分かった」と報じ、嫌気されたようだ。報道によると、三菱商傘下企業の銅取引担当者が、自身と関係のある地場企業などと無許可で取引をしていたことが判明。担当者を解雇したという。額として第2四半期(7~9月)の中国関連取引損失に近い水準であり、関係者によると同損失はこの担当者の案件に関連していると伝えている。
■ヒーハイスト <6433> 317円 +80 円 (+33.8%) ストップ高 本日終値
ヒーハイスト<6433>はストップ高。午前10時ごろ、株主優待制度を新設すると発表した。2025年以降、毎年3月末に100株以上を保有する株主を対象にQUOカード3000円分を贈呈する。これを好感した買いを集めた。
■GFA <8783> 305円 +45 円 (+17.3%) 一時ストップ高 本日終値
GFA<8783>に物色人気が集中。3日取引終了後、子会社を通じてビットコインを中心とした暗号資産に投資を行い、売買を通じて収益を目指すディーリング事業を開始すると発表。これが買い材料視された。来年1月から事業を本格運用する予定。会社側によると、WEB3.0やメタバース事業にいち早く参入してきた経緯があり、さまざまな暗号資産の最新情報が手に入る環境にあるため、実際のディーリングが実施できる人員体制が整備された段階で同事業の本格参入を検討していたという。
■IGS <4265> 332円 +29 円 (+9.6%) 本日終値
Institution for a Global Society<4265>が急反発。午前11時ごろ、生成AIを活用した探究指導モデルに関して、宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校(東京都中野区)で実証授業を開始したと発表しており、好材料視された。同実証授業は、文部科学省の「令和6年度次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(最先端技術及び教育データ利活用に関する実証事業)」に採択され実施されるもの。生徒の非認知能力や数理科学的スキルのデータをもとに、教師の負担軽減と生徒一人ひとりに合わせた探究活動の実現を目指すとしている。
■TOKYO BASE <3415> 312円 +26 円 (+9.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
TOKYO BASE<3415>が急動意、カイ気配スタートで7月5日以来約5カ月ぶりとなる300円台を回復した。衣料品セレクトショップを運営し、ファッション性の高い若年層をターゲットとした「STUDIOUS」や、国内ファッションブランド商品を取り扱う「UNITED TOKYO」などを展開する。足もとの業績は重衣料アウターを中心に好調に推移しており、3日取引終了後に発表した11月の既存店売上高は前年同月比10.7%増と2ケタ増収で7カ月ぶりに前年実績を上回った。これを評価する買いが株価を押し上げた。
■アイズ <5242> 1,720円 +119 円 (+7.4%) 本日終値
アイズ<5242>が急動意。3日取引終了後、医薬品医療機器法(薬機法)などの規制に対する生成AIによる法令チェックツールをリリースすると発表した。同社が運営するクチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」で10日から同ツールの使用を始める。トラミー会員が入力したテキストや写真の違反された表現を生成AIが発見、修正するという。これが材料視された。
●ストップ高銘柄
岡本硝子 <7746> 215円 +50 円 (+30.3%) ストップ高 本日終値
リビン・テクノロジーズ <4445> 2,070円 +400 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
BTM <5247> 3,700円 +700 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値
グロービング <277A> 7,370円 +1,000 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値
THECOO <4255> 765円 +100 円 (+15.0%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
三井住友フィナンシャルグループ<8316>が後場に一段安。みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが軟調に推移し、楽天銀行<5838>やりそなホールディングス<8308>、北國フィナンシャルホールディングス<7381>など地銀株が総じて安い。円債市場では午後に入り債券先物が上げ幅を拡大し、長期金利に低下圧力が掛かっている。この日、日銀が実施した4本の国債買い入れオペは総じて無難な結果と受け止められた。一方で、一部で日銀が12月の金融政策決定会合で金融政策を据え置く可能性について報じられたことを背景に、12月会合での利上げシナリオを前提に円債の売り持ち高を構築した海外投資家による買い戻しが入ったとみられている。国内金利の先高観が後退したことを受け、高値圏で推移していた銀行株に対して利益確定売りがかさんだようだ。
■ANAホールディングス <9202> 2,882円 -34 円 (-1.2%) 本日終値
ANAホールディングス<9202>や日本航空<9201>が軟調推移。日本空港ビルデング<9706>やHANATOUR JAPAN<6561>などインバウンド関連の一角が売られた。韓国で3日夜、大統領により「非常戒厳」が宣言された。4日未明には韓国国会で解除要求決議案が可決され、戒厳令は解除されたが、政局の混迷を受けて韓国ウォンは急落した。4日、韓国政府は必要であれば無制限の流動性を金融市場に注入する用意があると表明。韓国の中央銀行の臨時会合が同日午前9時に開催されることとなった。もっとも金融市場では韓国の政局と東アジア情勢を巡る先行き不透明感が引き続き意識されている。東京市場で空運株やインバウンド関連株に対しては、日韓間での渡航需要が落ち込む可能性を警戒した売りが出たようだ。
■三菱商事 <8058> 2,599円 -29 円 (-1.1%) 本日終値
三菱商事<8058>が朝高後に下げに沈んだ。米ブルームバーグ通信が4日、「三菱商事が、中国拠点のトレーダーが関与した疑いがある銅取引での不正行為で、9000万ドル(約135億円)以上の損失を被ったことが分かった」と報じ、嫌気されたようだ。報道によると、三菱商傘下企業の銅取引担当者が、自身と関係のある地場企業などと無許可で取引をしていたことが判明。担当者を解雇したという。額として第2四半期(7~9月)の中国関連取引損失に近い水準であり、関係者によると同損失はこの担当者の案件に関連していると伝えている。
■ヒーハイスト <6433> 317円 +80 円 (+33.8%) ストップ高 本日終値
ヒーハイスト<6433>はストップ高。午前10時ごろ、株主優待制度を新設すると発表した。2025年以降、毎年3月末に100株以上を保有する株主を対象にQUOカード3000円分を贈呈する。これを好感した買いを集めた。
■GFA <8783> 305円 +45 円 (+17.3%) 一時ストップ高 本日終値
GFA<8783>に物色人気が集中。3日取引終了後、子会社を通じてビットコインを中心とした暗号資産に投資を行い、売買を通じて収益を目指すディーリング事業を開始すると発表。これが買い材料視された。来年1月から事業を本格運用する予定。会社側によると、WEB3.0やメタバース事業にいち早く参入してきた経緯があり、さまざまな暗号資産の最新情報が手に入る環境にあるため、実際のディーリングが実施できる人員体制が整備された段階で同事業の本格参入を検討していたという。
■IGS <4265> 332円 +29 円 (+9.6%) 本日終値
Institution for a Global Society<4265>が急反発。午前11時ごろ、生成AIを活用した探究指導モデルに関して、宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校(東京都中野区)で実証授業を開始したと発表しており、好材料視された。同実証授業は、文部科学省の「令和6年度次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(最先端技術及び教育データ利活用に関する実証事業)」に採択され実施されるもの。生徒の非認知能力や数理科学的スキルのデータをもとに、教師の負担軽減と生徒一人ひとりに合わせた探究活動の実現を目指すとしている。
■TOKYO BASE <3415> 312円 +26 円 (+9.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
TOKYO BASE<3415>が急動意、カイ気配スタートで7月5日以来約5カ月ぶりとなる300円台を回復した。衣料品セレクトショップを運営し、ファッション性の高い若年層をターゲットとした「STUDIOUS」や、国内ファッションブランド商品を取り扱う「UNITED TOKYO」などを展開する。足もとの業績は重衣料アウターを中心に好調に推移しており、3日取引終了後に発表した11月の既存店売上高は前年同月比10.7%増と2ケタ増収で7カ月ぶりに前年実績を上回った。これを評価する買いが株価を押し上げた。
■アイズ <5242> 1,720円 +119 円 (+7.4%) 本日終値
アイズ<5242>が急動意。3日取引終了後、医薬品医療機器法(薬機法)などの規制に対する生成AIによる法令チェックツールをリリースすると発表した。同社が運営するクチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」で10日から同ツールの使用を始める。トラミー会員が入力したテキストや写真の違反された表現を生成AIが発見、修正するという。これが材料視された。
●ストップ高銘柄
岡本硝子 <7746> 215円 +50 円 (+30.3%) ストップ高 本日終値
リビン・テクノロジーズ <4445> 2,070円 +400 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
BTM <5247> 3,700円 +700 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値
グロービング <277A> 7,370円 +1,000 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値
THECOO <4255> 765円 +100 円 (+15.0%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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