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話題株ピックアップ【夕刊】(2):ブロドリーフ、ENEOS、東応化

■ブロードリーフ <3673>  621円  +41 円 (+7.1%)  本日終値
 ブロードリーフ<3673>が7連騰。12日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を176億円から178億円(前期比15.7%増)へ、営業利益を5000万円から4億5000万円(前期19億200万円の赤字)へ、最終利益を9000万円から1億2500万円(同14億8700万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。ハードウェア及び非モビリティー産業向けパッケージソフトウェアの販売が計画を上回っていることに加えて、業務プロセスの効率化により営業活動や管理業務などにかかるコスト削減を進めていることが寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高129億5800万円(前年同期比15.2%増)、営業利益2億8800万円(前年同期15億2200万円の赤字)、最終利益1億6100万円(同10億2800万円の赤字)だった。

■ENEOS <5020>  810.1円  +52.8 円 (+7.0%)  本日終値
 ENEOSホールディングス<5020>が後場一段高。13日午後1時、25年3月期の連結業績予想の修正について発表。今期の最終利益予想を100億円増額し2200億円(前期比23.6%減)に引き上げた。中間配当は従来予想から2円増額して13円で決定。期末配当予想も2円増額の13円としており、これらを好感した買いが集まったようだ。業績予想の前提となる為替レートは従来、通期で1ドル=145円としていたが、今回149円に修正した。下期に関しては145円とする。銅価格も高水準で推移しており、影響を業績予想に反映した。今期の売上高予想については6000億円減額して14兆円(同1.0%増)に修正。在庫影響を除いた営業利益に関しては従来の予想から200億円増額して4200億円(同6.8%増)を予想する。9月中間期の売上高は前年同期比4.1%減の6兆3484億2300万円、最終利益は同60.3%減の681億6800万円だった。

■東京応化工業 <4186>  3,780円  +219 円 (+6.2%)  本日終値
 東京応化工業<4186>が急反発。12日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高1465億4700万円(前年同期比23.5%増)、営業利益232億4300万円(同50.5%増)、純利益156億3600万円(同2.1倍)と大幅増益となったことが好感された。生成AIに牽引される先端半導体の需要拡大と中国向け需要の増加、円安効果などで、エレクトロニクス機能材料、高純度化学薬品がともに伸長した。一方で固定費も増加したものの、増収効果に円安効果もあって、大幅増益となった。なお、24年12月期通期業績予想は、売上高1934億円(前期比19.2%増)、営業利益293億円(同29.0%増)、純利益198億円(同55.8%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、上限を250万株(発行済み株数の2.05%)、または70億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は11月13日から来年1月31日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行や株主への利益還元を目的としている。

■インターメスティック <262A>  2,405円  +138 円 (+6.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常は53億円・通期計画を超過」が好感された。
 インターメスティック <262A> [東証P] が11月12日大引け後(16:00)に決算を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は53.6億円となり、通期計画の40.3億円に対する進捗率が133.0%とすでに上回った。
  ⇒⇒インターメスティックの詳しい業績推移表を見る

■戸田建設 <1860>  1,006円  +53.2 円 (+5.6%)  本日終値
 戸田建設<1860>が急伸。この日午前に4~9月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比4.7%増の2412億6100万円、純利益は同37.7%増の71億7500万円だった。建築事業や土木事業の増収に加え、投資有価証券売却益の計上が寄与した。これが好感された。

■LINK&M <2170>  584円  +28 円 (+5.0%)  本日終値
 リンクアンドモチベーション<2170>が堅調推移。同社は13日正午、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比9.5%増の274億3000万円、最終利益は同36.3%増の24億9300万円となった。加えて、第4四半期末の配当予想を30銭増額して3円30銭に修正し、自己株式の消却も発表。これらを材料視した買いが入ったようだ。コンサル・クラウド事業やオープンワークを含む人材紹介事業が伸長し収益を押し上げた。年間配当予想は前期比90銭増配の12円20銭となる。11月25日に発行済み株式総数の3.6%に当たる自己株式406万8000株を消却する予定。また、FCE<9564>との業務提携に関する発表も行っている。

■川田テクノロジーズ <3443>  2,593円  +117 円 (+4.7%)  本日終値
 川田テクノロジーズ<3443>が大幅高で3日続伸。12日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を1280億円から1300億円(前期比0.7%増)へ、営業利益を58億円から79億円(同9.6%減)へ、純利益を52億円から69億円(同8.5%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を45円から55円(年100円)へ引き上げたことが好感された。鉄構セグメント及び土木セグメントで、竣工済み並びに竣工予定の複数の大型工事を中心に設計変更が想定以上に獲得でき、採算性が向上していることが要因という。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高664億3000万円(前年同期比3.3%増)、営業利益48億100万円(同55.0%増)、純利益50億1700万円(同93.4%増)だった。

■長野計器 <7715>  2,561円  +98 円 (+4.0%)  本日終値
 長野計器<7715>が後場終盤になってプラス圏に浮上。午後3時ごろに発表した9月中間期連結決算が、売上高356億3100万円(前年同期比3.7%増)、営業利益39億9400万円(同6.8%増)、純利益29億6100万円(同12.7%増)となり、従来予想の営業利益31億円を上回って着地したことが好感された。産業機械業界向け及びプロセス業界向けの圧力計の売り上げが増加したことに加えて、建設機械業界向けの圧力センサの売り上げが増加したことが業績を押し上げた。また、為替レートが円安に推移したことで海外子会社業績の円換算額が増加した。なお、業績上振れに伴い、中間配当を22円から24円へ引き上げている。25年3月期通期業績予想は、売上高707億円(前期比4.1%増)、営業利益77億5000万円(同8.4%増)、純利益55億円(同1.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■オプトラン <6235>  1,921円  +72 円 (+3.9%)  本日終値
 オプトラン<6235>が4日ぶりに急反発し、2000円台に乗せた。12日の取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の最終利益予想を6億円増額して60億円(前期比29.5%増)に引き上げており、好感されたようだ。EV・コネクテッドカー向けなどが貢献し収益性が改善した。スマートフォン需要の伸び悩みで光学領域は想定ほど需要が高まらなかったとし、売上高の予想は50億円減額して320億円(同13.1%減)に見直した。1~9月期の売上高は前年同期比12.9%減の251億8900万円、最終利益は同32.7%増の54億4000万円となった。

■レゾナック <4004>  3,907円  +122 円 (+3.2%)  本日終値
 レゾナック・ホールディングス<4004>が大幅反発。12日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆3920億円から1兆3820億円(前期比7.2%増)へ下方修正した一方、営業利益を610億円から775億円(前期37億6400万円の赤字)へ大幅上方修正したことが好感された。ケミカルセグメントでナフサ価格が想定を下回る見込みであることから売上高は下方修正したが、半導体・電子材料セグメントで需要が引き続き好調に推移し想定を上回る見込みであることから営業利益は上方修正した。なお、特別損失の増加で最終利益は345億円から320億円(同189億5500万円の赤字)へ下方修正した。同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高1兆275億円(前年同期比9.0%増)、営業利益588億8500万円(前年同期43億900万円の赤字)、最終損益507億7000万円(同63億6700万円の赤字)だった。

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