エイチワンが大幅高で3連騰、自動車向け生産減も販売価格適正化で上期最終利益23倍
エイチワン<5989>が大幅高で3連騰。12日の取引終了後に発表した25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比6.1%増の1140億5700万円、最終利益が同23倍の47億2000万円となった。前期に実施した固定資産の減損処理に伴う償却負担の減少を背景に、売上総利益が大幅に増加した。同社はホンダ<7267>を主要取引先とするサプライヤーで車体骨格部品などを製造している。ホンダが9月中間期決算発表にあわせて通期の最終利益予想を下方修正し、エイチワンの業績に対しても下振れリスクが意識されていたなか、堅調な業況を示したことを好感した買いが株価を押し上げたようだ。上期は主力得意先向けの自動車用フレームの生産台数が前年同期比で11%減少したものの、販売価格の適正化による効果が出た。
出所:MINKABU PRESS
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