話題株ピックアップ【夕刊】(3):ダイダン、NTTデータ、テルモ
■第四北越FG <7327> 2,652円 +92 円 (+3.6%) 本日終値
第四北越フィナンシャルグループ<7327>が後場に急伸。8日午後1時、25年3月期の連結業績予想の上方修正を発表。純利益の見通しを20億円増額して250億円(前期比17.9%増)に見直した。中期経営計画で掲げた27年3月期の純利益目標については、これまでの270億円から350億円に引き上げたほか、配当予想も増額修正しており、ポジティブ視されたようだ。25年3月期は非金利収益が好調に推移し、市場金利の上昇に伴い貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金利益が想定を上回る見込み。経費や与信コストは想定を下回り、利益を押し上げる見通しとなった。中期計画においては、日銀の金融政策の変更による影響も踏まえた。今年9月30日を基準日とする中間配当は従来の見通しから22円増額して112円で決定した。同社は10月1日付で1対2の株式分割を実施している。期末配当予想は11円増額して56円とした。株式分割前の水準では22円増額修正の112円となる。加えて同社は株主還元方針を見直し、配当性向を35%程度から40%程度に引き上げた。自社株買いについては市場環境や業績などを総合的に踏まえて、機動的に実施する方針を示している。
■ダイダン <1980> 3,505円 +105 円 (+3.1%) 本日終値
ダイダン<1980>が後場に上げ幅を拡大。年初来高値を更新し、上値追いの展開となっている。8日午後2時、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益予想を20億円増額して130億円(前期比43.1%増)に修正した。加えて年間配当予想を19円増額して123円に引き上げており、ともに株価を刺激する要因となった。手持ち工事の利益改善効果などを業績予想に織り込んだ。売上高の見通しは据え置いた。前期の年間配当は株式分割を考慮したベースで75円50銭だった。9月中間期は売上高が前年同期比15.6%増の1055億9100万円、最終利益が同2.3倍の54億5400万円だった。
■NTTデータグループ <9613> 2,749.5円 +60 円 (+2.2%) 本日終値
NTTデータグループ<9613>が3日続伸し、年初来高値を更新した。岩井コスモ証券は7日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を2600円から3200円に引き上げた。同社の第2四半期累計(4~9月)の連結営業利益は前年同期比22.3%増の1490億1100万円と業績改善を示す着地となった。国内外のデジタルトランスフォーメーション(DX)関連のIT投資拡大が同社のITサービスの追い風に働き、生成AIなどで需要が高まるデータセンター事業の拡大や海外事業の統合効果などで25年3月期の同利益は前期比8.5%増の3360億円と会社計画の達成を見込む。更に、同証券では26年3月期の同利益は4700億円への大幅増益を予想している。
■テルモ <4543> 3,044円 +64.5 円 (+2.2%) 本日終値
テルモ<4543>は4連騰。前日比3.5%高の3085円まで上値を伸ばし、約8カ月ぶりに上場来高値を更新した。7日の取引終了後、25年3月期の連結最終利益(国際会計基準)が前期比17.0%増の1245億円になりそうだと発表。従来予想の1220億円から上方修正し、過去最高益予想を更に上乗せしたことが好感された。カテーテルや血液センター向けビジネスが好調に推移していることに加え、為替レートが想定より円安傾向となっていることなどを織り込んだ。同時に発表した24年4~9月期の同利益は前年同期比26.2%増の632億400万円だった。
■アンビスHD <7071> 1,514円 -400 円 (-20.9%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
アンビスホールディングス<7071>はストップ安。7日取引終了後に25年9月期連結業績予想を発表。売上高を前期比26.3%増の536億4700万円とした一方、営業利益を同18.7%減の86億2700万円と前期から一転減益となる見通しを示しており、これが売り材料視された。配当予想は前期比据え置きの4円とした。同時に発表した24年9月期決算は売上高が前の期比32.8%増の424億7500万円、営業利益が同23.0%増の106億1200万円と過去最高業績を達成した。医心館事業で新たに28事業所を開設したことが寄与した。
■太陽誘電 <6976> 2,336.5円 -444 円 (-16.0%) 本日終値 東証プライム 下落率3位
太陽誘電<6976>は急落。7日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を3500億円から3300億円(前期比2.3%増)へ、最終損益を110億円の黒字からトントン(前期83億1700万円の黒字)へ下方修正すると発表。これを嫌気した売りが膨らんでいる。第3四半期以降に中国系スマートフォンのハイエンド機種を中心とした通信機器向けの需要低迷と、自動車や情報インフラ・産業機器向けの回復が緩慢なことなどが予想されるため。上期に営業外費用として為替差損を計上したことも響く見通し。
■ニチハ <7943> 3,055円 -500 円 (-14.1%) 本日終値 東証プライム 下落率4位
ニチハ<7943>は急反落。7日取引終了後、25年3月期連結業績予想について営業利益を115億円から70億円(前期比31.4%減)へ下方修正すると発表しており、これが嫌気された。国内外装材事業における物流費の高騰や、米国外装材事業での工場稼働の低迷などが要因。売上高見通しについては従来予想を据え置いた。また、配当予想も据え置いた。
■KADOKAWA <9468> 2,864.5円 -420.5 円 (-12.8%) 本日終値 東証プライム 下落率6位
KADOKAWA<9468>が大幅安。7日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を2713億円から2717億円(前期比5.3%増)へ上方修正した一方、純利益を97億円から90億円(同20.9%減)へ下方修正すると発表した。アニメやゲーム事業が堅調だったものの、営業費用の増加や為替差損が利益面で響いた。8日、ライターやカメラマンに支払う原稿料などを著しく低く設定したとして、公正取引委員会がカドカワとその子会社に対して下請法違反で勧告する方針を固めたことが複数のメディアで報じられた。会社側は同日にコメントを発表した、「公正取引委員会による調査を受けていることは事実」とした。純利益予想の下方修正や同メディア報道を売り材料視する見方が広がったようだ。
■じげん <3679> 543円 -73 円 (-11.9%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
7日に決算を発表。「7-9月期(2Q)最終は4%減益」が嫌気された。
じげん <3679> [東証P] が11月7日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比5.1%増の18.8億円に伸びたが、通期計画の43億円に対する進捗率は43.9%にとどまり、5年平均の49.7%も下回った。
⇒⇒じげんの詳しい業績推移表を見る
■ユニプレス <5949> 1,001円 -134 円 (-11.8%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
7日に決算を発表。「今期最終を一転81%減益に下方修正」が嫌気された。
ユニプレス <5949> [東証P] が11月7日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比21.7%増の9.8億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の55億円→10億円(前期は52.5億円)に81.8%下方修正し、一転して81.0%減益見通しとなった。
⇒⇒ユニプレスの詳しい業績推移表を見る
■安江工務店 <1439> 1,915円 +400 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
安江工務店<1439>がストップ高。7日の取引終了後、同社に対しサーラコーポレーション<2734>が完全子会社化を目的に1株2150円で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。安江工務店の株価はTOB価格にサヤ寄せする形となっている。買付予定数の下限は112万9200株(所有割合62.69%)で上限は設定しない。買付期間は8日から12月19日まで。TOB成立後、所定の手続きを経て、安江工務店は上場廃止となる見通し。東京証券取引所は7日、安江工務店を監理銘柄(確認中)に指定した。サーラと安江工務店は一部重複するエリアでリフォームを中心とした住宅関連事業を展開しており、サーラは完全子会社化を通じて事業の相乗効果を狙う。安江工務店はTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。
■ラック <3857> 896円 +150 円 (+20.1%) ストップ高 本日終値
ラック<3857>がストップ高。7日の取引終了後、KDDI<9433>がラックに対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施する予定だと発表した。買付価格は1株1160円。ラック株はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせている。TOB成立後、所定の手続きを経てラックは上場廃止となる見込み。KDDIは完全子会社化を通じて両社の経営資源を集約し、サイバーセキュリティー分野の事業の強化に取り組む。ラックはTOBに対し賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。買付予定数の下限は1065万9600株(所有割合34.42%)で、上限は設定しない。11月下旬をメドに買い付けを開始する予定。東京証券取引所は7日、ラックを監理銘柄(確認中)に指定した。
■日本情報クリエイト <4054> 1,033円 +150 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
日本情報C<4054>はストップ高。7日の取引終了後に25年6月期第1四半期(7~9月)の連結業績を発表。売上高14億1000万円(前年同期比45.7%増)、経常利益3億600万円(同4.2倍)といずれも急拡大しており、これが好感された。賃貸管理ソフト「賃貸革命」を主力とする管理ソリューション部門の成長が継続したほか、7月からの会社合併に合わせてリアルネットプロの3カ月分(24年4月~6月)の業績を加算したことが収益を押し上げた。また、原価・費用コントロールを進めたことが利益拡大に貢献した。
●ストップ高銘柄
セレス <3696> 2,086円 +400 円 (+23.7%) ストップ高 本日終値
メイコー <6787> 7,600円 +1,000 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
メタプラネット <3350> 1,586円 -500 円 (-24.0%) ストップ安 本日終値
Sapeet <269A> 5,610円 -1,500 円 (-21.1%) ストップ安 本日終値
Birdman <7063> 510円 -100 円 (-16.4%) ストップ安 本日終値
など、4銘柄
株探ニュース
第四北越フィナンシャルグループ<7327>が後場に急伸。8日午後1時、25年3月期の連結業績予想の上方修正を発表。純利益の見通しを20億円増額して250億円(前期比17.9%増)に見直した。中期経営計画で掲げた27年3月期の純利益目標については、これまでの270億円から350億円に引き上げたほか、配当予想も増額修正しており、ポジティブ視されたようだ。25年3月期は非金利収益が好調に推移し、市場金利の上昇に伴い貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金利益が想定を上回る見込み。経費や与信コストは想定を下回り、利益を押し上げる見通しとなった。中期計画においては、日銀の金融政策の変更による影響も踏まえた。今年9月30日を基準日とする中間配当は従来の見通しから22円増額して112円で決定した。同社は10月1日付で1対2の株式分割を実施している。期末配当予想は11円増額して56円とした。株式分割前の水準では22円増額修正の112円となる。加えて同社は株主還元方針を見直し、配当性向を35%程度から40%程度に引き上げた。自社株買いについては市場環境や業績などを総合的に踏まえて、機動的に実施する方針を示している。
■ダイダン <1980> 3,505円 +105 円 (+3.1%) 本日終値
ダイダン<1980>が後場に上げ幅を拡大。年初来高値を更新し、上値追いの展開となっている。8日午後2時、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益予想を20億円増額して130億円(前期比43.1%増)に修正した。加えて年間配当予想を19円増額して123円に引き上げており、ともに株価を刺激する要因となった。手持ち工事の利益改善効果などを業績予想に織り込んだ。売上高の見通しは据え置いた。前期の年間配当は株式分割を考慮したベースで75円50銭だった。9月中間期は売上高が前年同期比15.6%増の1055億9100万円、最終利益が同2.3倍の54億5400万円だった。
■NTTデータグループ <9613> 2,749.5円 +60 円 (+2.2%) 本日終値
NTTデータグループ<9613>が3日続伸し、年初来高値を更新した。岩井コスモ証券は7日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を2600円から3200円に引き上げた。同社の第2四半期累計(4~9月)の連結営業利益は前年同期比22.3%増の1490億1100万円と業績改善を示す着地となった。国内外のデジタルトランスフォーメーション(DX)関連のIT投資拡大が同社のITサービスの追い風に働き、生成AIなどで需要が高まるデータセンター事業の拡大や海外事業の統合効果などで25年3月期の同利益は前期比8.5%増の3360億円と会社計画の達成を見込む。更に、同証券では26年3月期の同利益は4700億円への大幅増益を予想している。
■テルモ <4543> 3,044円 +64.5 円 (+2.2%) 本日終値
テルモ<4543>は4連騰。前日比3.5%高の3085円まで上値を伸ばし、約8カ月ぶりに上場来高値を更新した。7日の取引終了後、25年3月期の連結最終利益(国際会計基準)が前期比17.0%増の1245億円になりそうだと発表。従来予想の1220億円から上方修正し、過去最高益予想を更に上乗せしたことが好感された。カテーテルや血液センター向けビジネスが好調に推移していることに加え、為替レートが想定より円安傾向となっていることなどを織り込んだ。同時に発表した24年4~9月期の同利益は前年同期比26.2%増の632億400万円だった。
■アンビスHD <7071> 1,514円 -400 円 (-20.9%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
アンビスホールディングス<7071>はストップ安。7日取引終了後に25年9月期連結業績予想を発表。売上高を前期比26.3%増の536億4700万円とした一方、営業利益を同18.7%減の86億2700万円と前期から一転減益となる見通しを示しており、これが売り材料視された。配当予想は前期比据え置きの4円とした。同時に発表した24年9月期決算は売上高が前の期比32.8%増の424億7500万円、営業利益が同23.0%増の106億1200万円と過去最高業績を達成した。医心館事業で新たに28事業所を開設したことが寄与した。
■太陽誘電 <6976> 2,336.5円 -444 円 (-16.0%) 本日終値 東証プライム 下落率3位
太陽誘電<6976>は急落。7日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を3500億円から3300億円(前期比2.3%増)へ、最終損益を110億円の黒字からトントン(前期83億1700万円の黒字)へ下方修正すると発表。これを嫌気した売りが膨らんでいる。第3四半期以降に中国系スマートフォンのハイエンド機種を中心とした通信機器向けの需要低迷と、自動車や情報インフラ・産業機器向けの回復が緩慢なことなどが予想されるため。上期に営業外費用として為替差損を計上したことも響く見通し。
■ニチハ <7943> 3,055円 -500 円 (-14.1%) 本日終値 東証プライム 下落率4位
ニチハ<7943>は急反落。7日取引終了後、25年3月期連結業績予想について営業利益を115億円から70億円(前期比31.4%減)へ下方修正すると発表しており、これが嫌気された。国内外装材事業における物流費の高騰や、米国外装材事業での工場稼働の低迷などが要因。売上高見通しについては従来予想を据え置いた。また、配当予想も据え置いた。
■KADOKAWA <9468> 2,864.5円 -420.5 円 (-12.8%) 本日終値 東証プライム 下落率6位
KADOKAWA<9468>が大幅安。7日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を2713億円から2717億円(前期比5.3%増)へ上方修正した一方、純利益を97億円から90億円(同20.9%減)へ下方修正すると発表した。アニメやゲーム事業が堅調だったものの、営業費用の増加や為替差損が利益面で響いた。8日、ライターやカメラマンに支払う原稿料などを著しく低く設定したとして、公正取引委員会がカドカワとその子会社に対して下請法違反で勧告する方針を固めたことが複数のメディアで報じられた。会社側は同日にコメントを発表した、「公正取引委員会による調査を受けていることは事実」とした。純利益予想の下方修正や同メディア報道を売り材料視する見方が広がったようだ。
■じげん <3679> 543円 -73 円 (-11.9%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
7日に決算を発表。「7-9月期(2Q)最終は4%減益」が嫌気された。
じげん <3679> [東証P] が11月7日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比5.1%増の18.8億円に伸びたが、通期計画の43億円に対する進捗率は43.9%にとどまり、5年平均の49.7%も下回った。
⇒⇒じげんの詳しい業績推移表を見る
■ユニプレス <5949> 1,001円 -134 円 (-11.8%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
7日に決算を発表。「今期最終を一転81%減益に下方修正」が嫌気された。
ユニプレス <5949> [東証P] が11月7日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比21.7%増の9.8億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の55億円→10億円(前期は52.5億円)に81.8%下方修正し、一転して81.0%減益見通しとなった。
⇒⇒ユニプレスの詳しい業績推移表を見る
■安江工務店 <1439> 1,915円 +400 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
安江工務店<1439>がストップ高。7日の取引終了後、同社に対しサーラコーポレーション<2734>が完全子会社化を目的に1株2150円で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。安江工務店の株価はTOB価格にサヤ寄せする形となっている。買付予定数の下限は112万9200株(所有割合62.69%)で上限は設定しない。買付期間は8日から12月19日まで。TOB成立後、所定の手続きを経て、安江工務店は上場廃止となる見通し。東京証券取引所は7日、安江工務店を監理銘柄(確認中)に指定した。サーラと安江工務店は一部重複するエリアでリフォームを中心とした住宅関連事業を展開しており、サーラは完全子会社化を通じて事業の相乗効果を狙う。安江工務店はTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。
■ラック <3857> 896円 +150 円 (+20.1%) ストップ高 本日終値
ラック<3857>がストップ高。7日の取引終了後、KDDI<9433>がラックに対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施する予定だと発表した。買付価格は1株1160円。ラック株はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせている。TOB成立後、所定の手続きを経てラックは上場廃止となる見込み。KDDIは完全子会社化を通じて両社の経営資源を集約し、サイバーセキュリティー分野の事業の強化に取り組む。ラックはTOBに対し賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。買付予定数の下限は1065万9600株(所有割合34.42%)で、上限は設定しない。11月下旬をメドに買い付けを開始する予定。東京証券取引所は7日、ラックを監理銘柄(確認中)に指定した。
■日本情報クリエイト <4054> 1,033円 +150 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
日本情報C<4054>はストップ高。7日の取引終了後に25年6月期第1四半期(7~9月)の連結業績を発表。売上高14億1000万円(前年同期比45.7%増)、経常利益3億600万円(同4.2倍)といずれも急拡大しており、これが好感された。賃貸管理ソフト「賃貸革命」を主力とする管理ソリューション部門の成長が継続したほか、7月からの会社合併に合わせてリアルネットプロの3カ月分(24年4月~6月)の業績を加算したことが収益を押し上げた。また、原価・費用コントロールを進めたことが利益拡大に貢献した。
●ストップ高銘柄
セレス <3696> 2,086円 +400 円 (+23.7%) ストップ高 本日終値
メイコー <6787> 7,600円 +1,000 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
メタプラネット <3350> 1,586円 -500 円 (-24.0%) ストップ安 本日終値
Sapeet <269A> 5,610円 -1,500 円 (-21.1%) ストップ安 本日終値
Birdman <7063> 510円 -100 円 (-16.4%) ストップ安 本日終値
など、4銘柄
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