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東証P
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23:56 11/15
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.5 2.40 1.97 3.89
時価総額 246億円

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明日の株式相場に向けて=「トランプ相場再開」で買われる株・売られる株

 6日の日経平均株価は前日に比べ1005円高と急伸した。世界中が固唾をのんで見守った米大統領選は共和党のトランプ氏優勢の報道が続き、これを受けた東京市場も「トランプ・トレード」再開で大幅な上昇となった。

 東京市場では、開票序盤に激戦州のジョージア州でトランプ氏が優勢と伝わるとドル高・円安が進行し、それとともに日経平均株価も急伸。昼にかけて為替市場では一時1ドル=154円台に乗せ、日経平均株価も午後0時50分には前日に比べ1100円超高の3万9600円台まで上昇する場面があった。

 トランプ氏優勢の流れは一貫して続き、米議会選挙も共和党が上院の多数派を奪還したと報じられ、大統領と上下両院の議会選も共和党が制する「トリプルレッド」に対する期待も高まった。トランプ氏は午後4時過ぎに勝利宣言を行った。

 公式的なトランプ氏に対する勝利宣言は行われていないが、市場からは「状況次第では勝敗が確定するのに、数日かかるかもしれないとの警戒感もあった。その懸念が無くなっただけでも相場にはプラス材料だろう」(アナリスト)と評価する声が出ている。米下院選の結果を確かめる必要があるものの、「米財政赤字拡大などの懸念材料を織り込むのはまだ先で、当面はトランプ相場が続くとみていいのではないか」(同)ともみられている。日経平均株価は再び4万円乗せが期待できそうだ。

 物色対象は、トランプ関連として以前から指摘される三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など銀行関連、三菱重工業<7011>など 防衛関連、INPEX<1605>などエネルギー関連、それにマネックスグループ<8698>やセレス<3696>、SBIホールディングス<8473>など仮想通貨関連株だろう。一方で米国の関税引き上げの影響が懸念されるトヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、マツダ<7261>など自動車株には逆風も予想される。

 そんななか、この日に最も注目を浴びた銘柄のひとつがIHI<7013>だ。同社は午後1時に25年3月期業績予想の増額修正と増配を発表。トランプ氏優勢で防衛関連株が人気を集めるなか、更なる買い材料が好感され株価はストップ高に買われた。トランプ氏は、米国に頼らない各国独自での防衛力強化を主張しており、防衛関連予算は一段の上積みも予想される。IHIのように物色テーマの追い風を捉え、更に業績拡大が見込める銘柄を探すことが「トランプ相場再開」に乗るポイントとなりそうだ。

出所:MINKABU PRESS

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