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0040 JPX日経400

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【↑】日経平均 大引け| 急反発、前週末急落の反動で自律反発狙いが優勢 (11月5日)


日経平均株価
始値  38274.22
高値  38620.19(14:19)
安値  38159.73(09:04)
大引け 38474.90(前日比 +421.23 、 +1.11% )

売買高  18億9658万株 (東証プライム概算)
売買代金  4兆0484億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は急反発、一時500円超上昇する場面も
 2.前日の米株安でリスク回避ムードも次第高の展開に
 3.前週末に先物を絡め1000円安、その巻き戻しが利く
 4.米大統領選を直前に控え、個別株物色意欲は限定的
 5.30分取引時間延長も売買代金は前週末を下回る水準

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比257ドル安と反落した。米大統領・議会選挙を前に持ち高調整の売りが優勢となった。

 3連休明けの東京市場では買い優勢の展開で、日経平均株価は大幅反発。前週末に先物主導で1000円超の下げをみせていたこともあり、リバウンド狙いの買いが全体相場を押し上げる格好となった。

 5日の東京市場は、東京市場は朝方からリスク選好の地合いとなり、日経平均は自律反発局面に移行した。前日の米国株市場ではNYダウが一時400ドルを超える下げに見舞われるなど不安定な展開だったが、東京市場では特にこれを嫌気することはなく、前週末に先物主導で過剰に売り叩かれた分の買い戻しが利いた。米大統領選の投開票を控えるなか、結果判明には時間を要するとの見方もあり、個別株への実需の買いは手控えられた印象も強い。売買代金は取引時間の延長効果が期待されたが、4兆円台はキープされたものの前週末の売買代金に届かなかった。プライム市場の値上がり銘柄数は1000を下回り全体の6割弱にとどまった。業種別には33業種中、24業種が上昇、証券株の上昇が際立っている。

 個別では、売買代金トップのディスコ<6146>が大幅高となり、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置大手が高い。サンリオ<8136>も大商いで株価を急伸させている。キーエンス<6861>、イビデン<4062>なども買われた。エフ・シー・シー<7296>が20%を超える上昇で値上がり率首位。オルガノ<6368>はストップ高人気。このほか、野村ホールディングス<8604>も値を飛ばした。
 半面、三菱重工業<7011>が安く、日立製作所<6501>も冴えない。任天堂<7974>、リクルートホールディングス<6098>などが下落したほか、三菱電機<6503>も値を下げた。日東紡績<3110>が急落、エンプラス<6961>、ヤマハ<7951>も大幅安。DMG森精機<6141>、日本ハム<2282>なども大きく水準を切り下げた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、TDK <6762>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約247円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、ヤマハ <7951>、中外薬 <4519>、任天堂 <7974>、アステラス <4503>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約82円。

 東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)非鉄金属、(3)卸売業、(4)その他金融業、(5)金属製品。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)空運業、(3)サービス業、(4)電気・ガス業、(5)石油石炭製品。

■個別材料株

△ムゲンE <3299> [東証S]
 24年12月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△ドリームI <4310> [東証P]
 今期年間配当423円実施で配当利回り18%前後に。
△TAC <4319> [東証S]
 今上期営業利益3.3倍化へ。
△太陽工機 <6164> [東証S]
 DMG森精機 <6141> によるTOB価格1875円にサヤ寄せ。
△オルガノ <6368> [東証P]
 25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△ジオマテック <6907> [東証S]
 25年3月期営業利益予想を上方修正。
△FCC <7296> [東証P]
 今期配当予想の大幅増額修正と自社株買いの発表を好感。
△クボテック <7709> [東証S]
 上期営業利益が一転黒字浮上へ上振れ着地。
△サンリオ <8136> [東証P]
 25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△共栄タ <9130> [東証S]
 25年3月期営業利益予想増額を好感。

▼東エレデバ <2760> [東証P]
 上期経常は2%減益で着地。
▼ヤマハ <7951> [東証P]
 25年3月期業績予想を下方修正。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)FCC <7296>、(2)ドリームI <4310>、(3)オルガノ <6368>、(4)サンリオ <8136>、(5)イビデン <4062>、(6)野村 <8604>、(7)住友電 <5802>、(8)東京精 <7729>、(9)ヤマシン―F <6240>、(10)山田コンサル <4792>。
 値下がり率上位10傑は(1)日東紡 <3110>、(2)エンプラス <6961>、(3)ヤマハ <7951>、(4)DMG森精機 <6141>、(5)日ハム <2282>、(6)荒川化 <4968>、(7)東エレデバ <2760>、(8)アルゴグラフ <7595>、(9)大栄環境 <9336>、(10)ビプロジー <8056>。

【大引け】

 日経平均は前日比421.23円(1.11%)高の3万8474.90円。TOPIXは前日比20.00(0.76%)高の2664.26。出来高は概算で18億9658万株。東証プライムの値上がり銘柄数は983、値下がり銘柄数は620となった。東証グロース250指数は618.13ポイント(1.83ポイント安)。

[2024年11月5日]


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