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日経平均は大幅続落、米ハイテク株安などを受けて一時37000円台に突入(訂正)/相場概況


下記の通り修正します。
(誤)一時37000円台を割り込む
(正)一時38000円台を割り込む

10月31日の米国株式市場は続落。ダウ平均は378.08ドル安の41763.46ドル、ナスダックは512.78ポイント安の18095.15で取引を終了した。コアPCE価格指数が予想を上回り、寄り付き後、下落。月末で雇用統計を控え調整売りに続落した。ソフトウエア会社のマイクロソフトやソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズの下落が重しとなり、ナスダックは下げを加速。終盤にかけて、イランが対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で中東情勢悪化懸念も売り材料となり終了。

米国市場でハイテク株が下落したことなどから、東京市場は売り優勢で取引を開始。為替が1ドル152円台前半と円高ドル安に振れたことなども影響して、日経平均は38500円台でスタートした後は下げ幅を拡大した。決算が嫌気されてレーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>が急落するなど半導体株の下げが目立った。後場も日経平均はじり安の展開となり、一時38000円台を割り込む場面も見られるなど全面安となった。

大引けの日経平均は前日比1027.58円安(-2.63%)の38053.67円となった。東証プライム市場の売買高は19億9628万株。売買代金は4兆4905億円。業種別では、非鉄金属、輸送用機器、電気機器、化学、機械などが下落した一方、ガラス・土石のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は13.3%、対して値下がり銘柄は85.3%となっている。

日経平均採用銘柄では、市場コンセンサスを大幅に下回ったことでレーザーテックがきつい下落となったほか、ソシオネクスト、富士通<6702>、ニコン<7731>、住友重<6302>も決算内容が嫌気されて売り優勢となった。また、フジクラ<5803>、古河電工<5801>など電線株も弱い。このほか、資生堂<4911>、ソフトバンクG<9984>、日本電気硝子<5214>、東京エレクトロン<8035>などが売られた。後場は、決算を発表したSUBARU<7270>が一段安となった。

一方、決算が材料視されて三菱電機<6503>、パナソニックHD<6752>の上げが目立ったほか、イオン<8267>との資本業務提携や株式分割などを発表した京成電鉄<9009>が大幅高。また、千葉銀行<8331>、りそなHD<8308>、しずおかFG<5831>、コンコルディアFG<7186>など銀行株はしっかり。このほか、ジェイテクト<6473>、日本ガイシ<5333>、ニチレイ<2871>、協和キリン<4151>などが買われた。後場は決算を材料に旭化成<3407>が上昇。

《FA》

 提供:フィスコ

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