平和不動産リート投資法人---国内資産の譲渡
平和不動産リート投資法人<8966>は31日、資産運用会社である平和不動産アセットマネジメントが、資産の譲渡を決定したことを発表した。
物件名称はHF市川レジデンス、譲渡予定資産の種類は信託受益権、譲渡予定価格は6.70億円、帳簿価額は3.65億円、譲渡益見込額は2.65億円。売買契約締結日は2024年10月31日、譲渡(引渡)予定日は2024年11月15日、譲渡先は非開示、決済方法は引渡時一括、媒介の有無は有り。
今回の譲渡予定資産は2004年に取得したシングルタイプのレジデンスであり、本投資法人の安定的なキャッシュフローに長期にわたり貢献してきた。一方で譲渡予定資産は、本投資法人が外部成長戦略の中で入替対象としている小規模レジデンスであることから、譲渡のタイミングを図ってきた。
2024年5月期末時点の鑑定評価額は、帳簿価額を2.44億円上回る6.10億円(含み益率66.9%)だが、譲渡予定価格はこれをさらに上回る6.70億円(帳簿価額と譲渡益見込額から算出される譲渡益率は72.7%)となる見込みである。本投資法人は資産入替の中で顕在化させた含み益を保有物件のバリューアップ原資とし、ポートフォリオのブラッシュアップを通じた賃料増額による投資主還元を図っている。鑑定評価額及び帳簿価額ともに上回る価格となる本譲渡が、本投資法人の目指すサステナブルな投資主還元に寄与することが期待される。
《AK》
提供:フィスコ