中部鋼鈑---2Q減収なるも、レンタル事業・物流事業は売上高・利益ともに増加
中部鋼鈑<5461>は30日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.7%減の305.31億円、営業利益が同18.0%減の36.29億円、経常利益が同18.7%減の35.49億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同17.8%減の25.01億円となった。
鉄鋼関連事業の売上高は前年同期比21.99億円減の291.04億円、セグメント利益(営業利益)は同8.30億円減の34.14億円となった。電力価格の値下がり等により製造コストは前年同期を下回ったものの、需要の落ち込みに加え、電気炉更新工事に伴う生産休止の影響もあり、主要製品である厚板の販売価格・販売数量が前年同期を下回った。
レンタル事業の売上高は同0.35億円増の3.73億円、セグメント利益(営業利益)は同0.00億円増の0.33億円となった。厨房用グリスフィルターのレンタル枚数増加と厨房設備メンテナンスの受注増加により、増収増益となった。
物流事業の売上高は同0.05億円増の2.93億円、セグメント利益(営業利益)は同0.02億円増の1.03億円となった。危険物倉庫の取扱量が引き続き高水準で推移したことから、増収増益となった。
エンジニアリング事業については、工事案件の着実な積み上げと採算性改善に継続的に取り組んだことにより、売上高は同0.18億円減の7.60億円となったものの、セグメント利益(営業利益)は同0.31億円増の0.49億円となった。
2025年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比10.3%減(前回予想比10.6%減)の608.00億円、営業利益が同40.5%減(同34.7%減)の62.00億円、経常利益が同40.4%減(同33.0%減)の61.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.3%減(同27.9%減)の44.00億円としている。
《AK》
提供:フィスコ