サンワテクノス---2Q前年同期比減収なるも、期末配当金の増配を発表
サンワテクノス<8137>は30日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比21.9%減の694.26億円、営業利益が同52.1%減の16.50億円、経常利益が同54.6%減の16.81億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同58.7%減の12.71億円となった。
日本での売上高は前年同期比17.3%減の500.79億円、営業利益は同50.7%減の10.29億円となった。自動車関連(EV)業界向けの制御機器(制御盤)及び自動車関連業界向けの電子部品(光学ユニット)の販売が増加したが、FA業界向けの制御機器(制御盤)、電子機器(産業用PC)及び電子部品(ケーブル、コネクタ等)、半導体製造装置業界向けの設備機器(除振台)の販売が減少した。
アジアでの売上高は同31.9%減の232.51億円、営業利益は同61.0%減の5.09億円となった。アジア地域では、太陽光関連業界向けの電機品(サーボモータ、スカラロボット)、FA業界向けの電子部品(コネクタ、端子台等)及び電子機器(ティーチングペンダント)、半導体製造装置業界向けの電子機器(産業用PC)の販売が減少した。
欧米での売上高は同0.3%増の33.49億円、営業利益は同59.5%減の0.54億円となった。欧米では、自動車関連業界向け及び生活用品業界向けの産業用ロボットの販売が増加したが、FA業界向けの電子部品(ファンモータ、コネクタ等)の販売が減少した。
その他の売上高は同62.1%増の4.42億円、営業利益は0.11億円(前年同期は0.19億円の損失)となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.7%減の1,550.70億円、営業利益が同50.4%減の30.80億円、経常利益が同51.4%減の32.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51.9%減の24.10億円とする期初計画を据え置いている。
また同日、株主還元方針の変更に伴い、2025年3月期の期末配当予想(普通配当)を1株あたり10.00円増配し、60.00円となることに加えて、5月10日に発表した設立75周年記念配当10.00円を加算し、期末配当予想は70.00円(普通配当60.00円、記念配当10.00円)とすることを発表した。
《AK》
提供:フィスコ